男は積極的になるべきか?
今回のシューイチを読むことで「男は積極的になるべきか?」の答えが分かります。今回も、OK WAVE内の恋愛の悩みを取り上げていきます。こちらです。
なぜ女性は恋愛に関しては受身なのでしょうか?また、草食系男子をどう思いますか?やはり男のほうが積極的になるべきでしょうか?
男は積極的になるべきか?
結論から話しましょう。好みの人と出逢いたいなら?恋愛を早く進めたいなら?女性にモテたいのなら?好きな人と付き合いたいなら?男でも女でも、ゲイでもレズビアンでも、バイセクシャルでも、誰でも「積極的」になる方が近道です。
なぜか?男でも女でも、ゲイでもレズビアンでも、大半の人が基本「受け身」だからです。積極的になる=失敗のリスクを受け入れることです。積極的になる=少数派です。積極的になる=目立ちます。積極的になることは、成功の確率を上げる分、リスクを受け入れることなのです。これは、言葉を変えるなら、成功するチャンスにかける=チャレンジであると言えます。
私は、この手の質問を頂くと、いつも思うことがあります。それは、主語がズレているということです。「男だから…」「女だから…」何かをすべきかと自問するのではなく「〇〇を成し遂げたいから…」「〇〇の仮説を検証したいから…」「〇〇の答えが知りたいから…」「思いついたアイデアを自分はするべきなのだろうか?」と自問すべきです。これに関しては、仕事でもコミュニケーションでも、同じです。
今回の相談者さんが、積極的になること(気さくに話しかける、グイグイ口説くなど)に苦手意識を持っていたとします。でも、気になる女性から積極的に誘ってくる気配はないとなったとき。じゃあ、どうするか?です。
選択肢は、2パターンです。
- こちらから動く(話しかける、誘うなど)
- 向こうから動くのを待つ(話しかけられる、誘われるなど)
より詳細に分類するなら、共通の友達を絡めてグループでの食事に誘う、向こうの女友達と仲がいいのなら飲み会のセッティングを頼んでみる、など。言い出したらキリがありませんが、こちらから何かしらのアクションを起こす行為は「1」に入るわけです。
要するに何が言いたいかというと、選択肢は、2パターンとなるわけです。
- こちらから動く(話しかける、誘うなど)
- 向こうから動くのを待つ(話しかけられる、誘われるなど)
おそらく、もうね、みんな分かっているはずです。きっとあなたも、今回の相談者さんも気づいているでしょう。でも、迷うわけです。無駄に失敗したくないから。取り返しのつかない事態を避けたいから。もっと良いアイデアがあるのではないかと、ずっと探しまわるわけです。ずっと迷い続けるわけです。
誰かに決めて欲しいのです。
「自分が積極的になるべきかどうか」を。
もし間違っていたら、その責任を誰かや何かに押しつけたいのです。ようするに、失敗したくないのです。一足先に、失敗した自分をありありと予想して「そうなる可能性が高い」と思い込んでしまっている。だから、決められないのです。失敗する未来の方ばかり、頭に浮かぶのです。
「自分は未熟だから」「まだ恋愛初心者だから」「女性のことはあまり分からないから」「女性慣れしていないから」と、思えば思うほど、失敗の未来ばかり、思い浮かび、なににもしていないのに、失敗した気分に浸っているのです。
モテる男は、自分で決めている
これが、事実です。なんなら、間違った決断でさえ「そうだ」と思い込み、相手にも強引に「俺の決断に従え」という態度をとる。これが、女性に選ばれている男です。パッと見、強引に見えなくても、穏やかな人でも、決めるところは決めている。これが事実です。
判断材料を集め、自分で決めるのです。
決められるようになるのです。あなたには、それができるのですから。積極的になるかならないかの決断は、他人が決めるものではありません。たった一人だけ、それを決められる人が存在します。「あなた」です。あなたで決めるのです。自分の選択に全責任を持つのです。
そうすれば、あなたは、どんなことでも、叶えられる。現実にできる。その権利を手にしたことになる。失敗の責任も、成功の責任も、あなたが「自分で決める」と決断した瞬間、はじめて生まれるのです。
決断前に集めるべき判断材料の見つけ方
私はいつも、何かを決断するとき、ストーリーボードを書いています。後日、ストーリーボードという表現を知りました。ストーリーボードの役割は、頭の中の混乱を鎮めるため、整理するためです。
たとえば、こんな風に図解にして書くことが多いです。
その図解を見れば、自分が今どこにおり、どこを目指しており、何が必要で、何を乗り越える必要があり、そのために日々何をすべきかが、ざっくりわかるといった具合です。
まあ、ストーリーボードの書き方は、人それぞれ合うものをチョイスしてください。私の場合は、こうやって一目見てわかるマップをいつも持ち歩いたり、仕事場に貼ったりしています。持ちあるくことで、文字として書かれていないことでも、自然と最適解が見つかるのです。たとえば、自分が積極的なるべきかの答えもです。
直近のゴールがあり、そこにたどり着くために必要なものが、そのマップを見ることで、分かる、気づける。正解を導き出せる。それが、ここの言うストーリーボードです。
今回の相談者さんのケースを見てみましょう。仮に彼の悩みがこうだったとします。
「好きな人がいる。誘いたいけど、誘えない。本当は、積極的に誘えたら(肉食男子になれたら)もっと楽なのかもしれない。でも、自分は草食男子だと思う。性格を変えることは、難しいと思う。もう、どうしていいか分からない…。」
もし私が彼なら、こんなストーリーボードを頭の中で作るでしょう。頭が混乱しているなら、実際に紙に書き出すこともおすすめです。
どんな道があるかを、クリアにするのです。現実的な道です。
そして、自分がチャレンジしたい道を直感で決めます。「これが一番できそうだ」と思える道です。それを決めるとき、他人の声は一切排除します。自分の直感を絶対的に信じます。もちろん、そのとき師匠がおり「その人の言葉を一語一句すべて信じる」と決めているなら話は別ですが。
独自で道を切り開こうとしているなら、絶対的に自分の直感を信じます。どんなにそれがいばらの道だとしても。そこに、望む未来があり「できそうだ」という直感があるのなら、その道を選びます。
ここで、多くの人は迷うのです。なぜか?
なぜ迷うのか?
答えは、同じです。誰かに決めて欲しいのです。自分で決めたくないのです。決められないのではなく、決めたくないのだと感じます。かくゆう、私だってそうなるときがありますから。では、なぜ、自分で決めたくないのか?
「もしダメだったら?」これが現実になることを回避しているのです。もっと正確に表現するなら「もしダメだったら?」と未来をありありと想像して、ダメだったときの気持ちを一足先にひしひしと味わい「その未来に行きたくない」と本能的に思っている。強く、強く、失敗を先に味わっているのです。
その結果、本能で「この道を進んだ方がいい」と答えが出せているのに、その答えを信じられない。自力で答えが出せないとき、人は他人の言葉・成功者の言葉に頼ります。ただ、彼ら彼女らの言葉を絶対的に信じられるわけでもなく。だから、ちょっとした失敗で心が折れてしまう。続かない。
結果、ずっと望みが現実にならない…となっていくのです。
できた未来だけを想像する
これは、イメージトレーニングの概念のひとつです。できる未来、できた未来だけを想像するのです。そうすれば、迷いの時間は激減します。
ダメだった未来を想像することと、リスクヘッジは、全く違う
ダメだった未来を想像するときは、決まってこうです。
- 未知の体験に怯えているだけ
- 過去の失敗を再上演しているだけ
- 自分の技術に自信がないだけ
- 他人の意見に振り回されているだけ
どれも、リスクヘッジではないことが分かるでしょうか?リスクヘッジ(リスクマネジメント)とは、日本産業規格の定義では「リスクについて、組織を指揮統制するための調整された活動」のことです。
ようするに、望みが現実となる未来を想像したとき、それを阻む可能性の高い出来事を避けるための行動です。
これはね、人によりいろいろなのですが。私の場合、基本的に起きていないことは、心配しない性分です。失敗する未来を考えすぎると、動けなくなるからです。ただ、性格により、先々のことを先に予想しておく方が、楽な人もいるでしょう。そういう人は、自分の行動に制限がかからない程度に(リスクに怯えすぎて、行動が加速しない程度に)、前向きな心配をしてください。
前向きな心配とは?
行動が加速せず、解決策が伴う心配の仕方です。行動が加速する心配の仕方とも言えるでしょう。
男は積極的になるべきか?
ストーリーボードを書き、あなたの答えを導き出してください。大丈夫です。必ずできます。これが、問題解決力です。仮にあなたが女でも、この能力は生きていく上で、恋愛をしていく上で、幸せな家族を作る上で、必須です。
子供が生まれたら?パートナーと喧嘩したら?必ず必要になる力。それが問題解決のスキルです。
ストーリーボードの具体的な作り方
ストーリーボードの具体的な作り方も、紹介しておきましょう。これは、私のケースです。最終的に、あなたに最適な作り方を見つけてください。
- 必ず叶えたい直近の目標を1つに絞る
- 「目的地」にたどり着ける道をすべて書き出す
- 1つに道を絞る
- 今、自分がどこにいるかをざっくり把握する
- 「目的地」にたどり着くための詳細なタスクを書き出す
あとは、楽しみながら実行していきます。期限を設けるかどうかは、ケースバイケースです。ストーリーボードが詳細に描けているのに、行動が伴わないときは、だいたい以下のことが原因です。
- 何かしらの不安や恐れの中にいる
- 目的地に辿りつけると、内心思っていない(無意識も含む)
何度も目標設定しているのに挫折する場合は、非現実な目標設定をしていたり、自分自身が自分を最も信頼していなかったりします。自分を信じること、これはスキルです。
最後にもう一度答えておきましょう。
「僕は」積極的になるべきか?
ストーリーボードを書き、あなたの答えを導き出してください。質問を変えるのです。「男は積極的になるべきか?」ではなく「僕は積極的になるべきか?望みを叶えるために」です。自身に力強く問うてください。
また、最後に、相談者さんのこちらの疑問にも答えておきましょう。簡単に答えていきますね。
なぜ、女性は恋愛に関しては受身なのでしょうか?
恋愛に関して、女性は受け身なのではなく、あなたが接してきたその人達、目の前のその人が受け身なのです。ただただ、それだけです。
女性という人物は存在しないため、女性が恋愛に受け身かどうかの正解はありません。正解がないのですから、答えを追い求めるだけ無駄です。女性という言葉は、カテゴリー分けするときに重宝する分類ワードに過ぎないからです。
確かに、統計として見れば、女性という性別の人達も「女は待つものだ」「誘われるまで待ってみよう」と思う人も一定数いるでしょう。でも、それは統計に過ぎず、その当時出されたデータに過ぎません。
目の前の人をよく見てください。「彼女は、本当に消極的な性格か?もし、そうなら、なぜ積極的にならないのか?」と質問を変えるのです。見えてくる世界が変わるはずです。
草食系男子をどう思いますか?
これは、私個人の意見です。何も思いません。草食系男子を仮にこう定義したとします。
- なかなか誘ってこない人
- いつも待ちの人
もし私の好きな人が、こういう人だったとします。それなら、こちらから誘うでしょう。なかなか誘ってこない人だとしても、他に魅力があるから、惚れるわけです。肉食だから…、草食だから…、これが理由で好きになることはまずありません。「好きになった人が、たまたま草食だった」多くの女性は、きっとこんな感じです。
確かに、好意の返報性という現象は、よく起きています。好意を見せられたら、こちらも多少好きになるというやつです。ただね、こういう経緯で親しくなったとしても、最後の最後、惚れる箇所は「肉食だから」ではありません。
たとえば「何にでもチャレンジするところが好き」だったり「一見肉食だけど、実は凄く一途だった。そこが好き」だったりするわけです。
草食男子に対して、それ単体では何も思わない。これが私の心象です。ただ「誘いたいのに、誘わない人」に関しては「チャンスを逃すこともあるのだろうな」と思います。私自身も、誘いたいのに誘えず、チャンスと思えた関係を発展させられなかった。そんな経験がありますからね。
「望みを叶えるために、僕は何に積極的に取りくむべきか?」
この自問をやってみてくださいね。
では、今回はこれで終わります。