【QA→R】見解編:傷つけず好感を持たれる反応の仕方

見解編:傷つけず好感を持たれる反応の仕方

傷つけず、好感を持たれる反応の仕方

こんばんは。彩です。

さて、大変お待たせしました!

恋愛相談回答人シリーズ【QA→R】見解合わせ回をお送りします。

今回のテーマは、

●言いづらい内容をカミングアウトされたとき、傷つけず、好感を持たれる反応の仕方

でした。

もう一度、相談内容を振り返っておきましょう。


相手からカミングアウトされたときに、好感を持たれる反応についてお尋ねします。

友達や恋人などに、「実は私…」

・バツ1だった
・パートナーが別にいる
・LGBTである
・水商売で働いていた
・連れ子がいた
・借金がある
・難病がある

など、今まで知らなかった相手に関わる大きなできごとや特徴を言われると、驚くことも多いでしょうし。

内容によっては、ネガティブな反応をしてしまうこともあると思います。

こうした「人には言いづらい」内容をカミングアウトされたときに、相手を傷つけず、好感を持たれる反応の仕方を教えていただきたいです。


今回の質問、いい問いかけだなと思います。

まあ、質問に良い悪いなんて区別をつけること自体、おかしいんですがw。

ただ「コミュニケーションの根っこにアプローチできる」そんな質問だと思ったからです。

傷つけない反応が取れる人とは?

それは、この特徴を持った人だと感じます。

・仮にそのジャンルについて無知であっても、不安・恐怖は存在しないと気づき「知ろう」とするを姿勢崩さない

なぜ、ネガティブ反応になるか?

その理由は「怖いから」です。

たとえば、2~30年前の日本で「私、実はレズビアンなんだ」「僕、実はゲイなんだ」とカミングアウトされたとき、多くの人は驚いたのち、相手を腫物扱いしていたように思います。

なぜなら、なにを言えば相手が傷つき、なにを言えば相手が機嫌を害するか、それが分からなかったからです。

この現象は「私自殺願望があるんだよね」とカミングアウトされたときに「何とも言えない怖さ」を感じることと、ある意味同じです。

自殺願望があり、それを口にしてしまうほど、メンタルがぐらぐらの人を目の前にして、自分が何か不用意な発言をしてしまわないか、この人大丈夫なの?この人の側にいて自分は大丈夫だろうか?など、さまざまな不安や怖さを感じているのです。

人によっては「ネガティブな何かが、うつるのではないか」と、徹底した防御姿勢に入る人もいます。

今回、相談者さんが例に挙げてくれていた

・バツ1だった
・パートナーが別にいる
・LGBTである
・水商売で働いていた
・連れ子がいた
・借金がある
・難病がある

も同じです。

これら「人に言いにくい内容」を抱えている相手に、どう接していいか分からない。

それイコール、相手が未知の物体のように見えてしまう。

だから、いつものコミュニケーション方法では、失態を犯してしまうのではないか?

または、相手の抱えている「人に言いにくい内容」から派生するもので、自分に不利益が降りかかるのではないか?

そんな不安や恐怖に怯えて、ネガティブな反応を取ってしまうのです。

「恐怖」上映をストップする

頭の中に思い浮かんだすべての「恐怖」「不安」は、イリュージョンです。

イリュージョン=妄想。頭の中だけの産物であり、現実には存在していません。

だから「実は、私自殺願望があるんだよね」とカミングアウトされたとしても、そのネガティブな気持ちが本物のウィルスのように空気感染することは、あり得ません。

もし、伝染したと感じるなら、それはあなたの頭の中で、彼(または彼女)が、自殺したイメージがありありとストーリー化できた結果、湧き出してきた感情に過ぎず。

そのネガティブなイメージを作り出した原因のひとつが、相手の発言であったとしても、実際に自分の感情を生み出すのは、自分の脳内がもとなのです。

あくまでも頭の中の妄想に過ぎない、ここにぜひとも気づいてください。

あなたの中の恐怖や不安から作りだされた傑作とも呼べる、現実と錯覚してしまうほど巧妙なそのイリュージョン映画。

その上映をストップするのです。

恐怖心を消す方法は、簡単

まずは、何よりも気づくことです。

腹落ちさせることです。

「恐怖」「不安」から作りだされた、ありとあらゆる懸念事項は、妄想であり今現状「実在していないこと」に。

これは、頭の中の空想と、今実在しているもの(現実で起こっていること)を区別する作業でもあります。

さらに、現実を凝視・傾聴することです。

「凝視・傾聴する」とは、目の前の相手から発せられる言葉や態度、目線、そのすべてをよくよく観察することです。

利他の精神で凝視・傾聴し続ければ、相手の本心が見えてきますし、感じられるようになってきます。

ここに、利己心が1ミリでも入っていると、それはノイズとなって視界を濁し、相手の本心は見えてこないものです。

実際に起きていることを怖がらずに見に行くのです。

それが「凝視・傾聴する」です。

告げる側は、恐怖にまみれている

言いにくそうにカミングアウトしてくる人の大半は「これを告白して嫌われたらどうしよう」「関係が壊れたらどうしよう」と、あなた以上に恐怖を感じています。

子供のように、怯えているのです。

その本心を見つけ、感じてあげることで、あなたの中の恐怖心は消えていきます。

あなた側の恐怖心が消えた状態で、下記をもう一度読んでみてください。

傷つけない反応が取れる人とは?

それは、この特徴を持った人だと感じます。

・仮にそのジャンルについて無知であっても、不安・恐怖は存在しないと気づき「知ろう」とするを姿勢崩さない

誰もが態度を変えるのか?

「実は私、バツ一なんです」とカミングアウトされたとき、驚く人と驚かない人に分かれます。

正確には、驚いて態度が変わる人と、驚くけれどすぐいつもの態度に戻る人と、全く驚かずいつものままの人がいます。

(態度が変わらないという意味で、後者2つは同じとします)

予想だにしないことをカミングアウトされ、態度が変わる人は、恐怖や不安が起因だと話していました。

たとえば、バツイチの経験談に、何かしらの懸念を連想する人、ネガティブな印象がある人は、どうしても態度が変わってしまいますし、現状それは仕方のないことなのかもしれません。

では「驚くけれどすぐいつもの態度に戻る人と、全く驚かずいつものままの人」は、なぜ態度が変わらないのでしょう?

「思いもよらぬ事実を知らされたのだから、態度が変わらないはずがないじゃないか!」と思う人も多いかもしれません。

態度が変わらない人の特徴

たとえば、バツ5の人に「実は私、バツイチなんです」と告白しても、おそらくほとんど驚かないでしょう。

それどころか「まあ、いろいろあるよね(笑)」と笑い飛ばしてくれる人も多いのではと、勝手に予想したりします。

これは、自身が「離婚という荒波み」を経験済みであり、その苦労も良さもすべてひっくるめて分かっているからこそ「離婚経験」という体験談に、偏った意味付けをしない言動なのでしょう。

偏った意味付けとは「バツイチということは、この人結婚に向いてないのかな?」などの言われた側の恐怖や不安からくる妄想ストーリーのことです。

さらに、バツ5の人は、おそらく「まあ、いろいろあるよね。でも離婚したことは、過去のことだし、一番大事なのは今やこれからだしね」なんて、こんな思考の人が多いように思います。

結婚と離婚を5回繰り返したほどですから、離婚という出来事をかてに次の結婚にむかっていった人も多いでしょう。

ということは「離婚」について、ネガティブなイメージよりも、ポジティブまたはフラットな価値観を持っていることが多いのです。

その苦労も良さもすべてひっくるめて分かっているからです。

これは、私のように離婚ではないが、人に言いにくい内容を抱えて生きてきた人間にも同じことが言えます。

「その人の過去より、今やこれからを共有していきたいからこそ、終わったことで相手を判断したくない。なぜなら、自分もそうされたくないから」こんな考えを持っているからです。

その結果「まあ、人によるよね」「いろいろあるよね(笑)」なんて、思考にたどり着く。

そして、大抵のことでは驚くことがなくなり、たとえ驚いたとしても「まあ、人によるよね」「いろいろあるよね(笑)」と、いつもの態度に戻っていくのです。

この思考に触れたことがある?

・離婚
・浮気や不倫、ポリアモリー(複数愛)
・LGBRQ
・水商売、風俗
・シングルマザーやシングルファーザー
・借金
・難病

自分と似た境遇・価値観の人とだけ、つながりを求めていると「違い」に怯えがちです。

必要以上に。

また、普段新たな出会いが少ない・コミュニケーションを簡素化している人も、さまざまな思考や価値観に触れる機会が少ないため、必然的に頭が固くなり、いちいちネガティブな反応になることが多いです。

普段からさまざまな思考・価値観を持つ人達と、話すのです。

そこに楽しみや面白さを見出す人は、た「人には言いづらい」内容をカミングアウトされたときにでも、相手を傷つけず、好感を持たれる反応を何にも考えず、自然と取れるものですから。

失語障害の人と話しました

彼と話したとき、私は失語障害について無知でした。

でも、とても面白そうな人だったため、私は彼に興味津々でした。

そして「より彼を知りたい」と思ったのです。

知りたいという気持ちが「より潤滑にコミュニケーションを取りたい」という欲求を生みます。

その欲求が「どういうコミュニケーションの取り方が、一番負荷がないですか?」という質問に繋がり、彼は「聴く→話す→見る→書くの順で負荷が軽い」と教えてくれました。

だから、私は「彼とコミュニケーションを取るときは、メールやチャットは避けよう。直接会おう」と決められたのです。

立場を反対にしてみてください。

もし私が彼なら、きっと「知りたいと思ってくれ、腫物扱いされず、ストレートに聞いてくれ、最も負荷の少ないコミュニケーション法を選んでくれる」そんな相手に好感を抱くでしょう。

これは、私がレズビアンだとカミングアウトしたとき「探り探り質問されたことが、なんだか心地が悪かった」そんな経験から派生した考えです。

「分からないことは、ストレートに聞いて欲しい。そこに、悪意がないかどうかは、分かるから」こんな気持ちを多くの人が持っているでしょうから。

知りたいと興味を持ってくれる、その純粋な姿勢に、ぬくもりを感じるのです。

愛のない好奇心は、イラつかせるだけ

以前、ゲイバーでストレートの男性にイラついた経験があります。

私がレズビアンだと知るや否や、隣に座っていたストレートの男性は、唐突に「女同士のエッチってどんな感じ?僕も入れてくださいよ」と絡んできたのです。

今思うと、ただの酔っぱらいです。

でも、当日の私はまだ若かったこともあり、相当イラつきましたw。

「世俗のネタにされた」と感じたからです。

自身が幼少期から悩み苦しみ続けてきたアイデンティティを下世話な下ネタ・オナニーのおかずのように扱われたことが、赦せなかったのでしょう。

今は「ただの酔っぱらいが、話題のひとつとして取り上げた」くらいにしか思いませんし、なんならその時間を楽しむために、彼の下ネタに乗っかることすらあるかもしれません。(気分がのればw)

でも、当時は、苦しみの真っただ中にいましたから、まあその話題を軽視されることが嫌でしょうがなかったのでしょう。

これは、アルコールが入っていようが入っていまいが関係ありません。

愛のない「好奇心」は、悩みの真っただ中にいる相手にとっては特に、イラつかせ、傷つけるもととなるため、避けてほしいものですし、私自身もそうしたいと考えています。

愛のない好奇心と、愛のある好奇心

この2つの違いを腹落ちさせてください。

愛のある好奇心なのであれば、無知であっても問題ないのです。

興味の姿勢を貫く

恐怖を捨てさり「あなたに興味があるんです」という姿勢を貫くのです。

マナーを守りながら。

これを行えば、大体のケースで、とてもいいコミュニケーションが取れるはずです。

迷ったときの対処法

迷う理由は、恐さです。

「こんなことを言ったら、相手が嫌がるんじゃないか?」「こんな質問をしたら、相手に失礼なんじゃないか?」「関係が壊れるんじゃないか?」「悪い印象を持たれるんじゃないか?」「その場の空気が凍るんじゃないか?」「もう会えなくなるんじゃないか?」「相手を傷つけるんじゃないか?」などの恐怖です。

怖さで頭がいっぱいの状態=イリュージョンの世界にどっぷり浸かっている状態です。

だから、頭の中の空想をストップする必要があるのです。

そして、現実を見に行く。

「ちょっと僕(私)、まだ無知でこんな質問していいか、分からないんだけど・・・」と、前置きしてもいいでしょう。

「もし失礼なこと言っちゃったら、俺(私)のこと八倒してね。全力で謝るからw」と冗談のような本気の決意表明をしてもいいでしょう。

「僕(私)は、あなたともっと仲良くなりたいんだ」という姿勢をもっと見せてあげるのです。

だって、相手は怯えているのですから。

*「八倒す」などあえて誇張した表現を使うと、笑いが起きやすです

「僕(私)が好感を持たれるために・・・」何かを行うのではなく「僕ら(私達)がもっと楽しい時間を過ごすために・・・」質問などのコミュニケーションが存在するのです。

迷っているときは、だいたい主語が「I(一人称)」です。

「WE」に変えてください。

もう一度、おさらいしましょう。

傷つけない反応が取れる人とは?

それは、この特徴を持った人だと感じます。

・仮にそのジャンルについて無知であっても、不安・恐怖は存在しないと気づき「知ろう」とするを姿勢崩さない

補足:無知発言が傷つけることも

デリケートな話題の場合、純粋で愛のある好奇心からであっても「無知発言」が相手を傷つけることもあります。

だから、私の場合は「この話題、どこまで突っ込んでいいか分からないな」と思うときは、必ず確認を入れます。

分かりやすい直接的な言葉で。

そこに間接的な推測などは、入れ込みません。

推測は推測でしかなく、間違う可能性の方が高いわけですから、どんなにざっくばらんでメンタルが強そうな相手でも、必ず確認を入れるわけです。

その確認の言葉は、本当にさまざまです。

最も多いものは「あ、この話題、このまま突っ込んで聞いても大丈夫やった?」「私も、突っ込まれたくないこと多少はあるし、一応確認(笑)」のような表現で伝えることが多いですね。

この質問への対応を観て、どこまで突っ込むかを決めています。

対応とは、態度も含めた言動のことです。

口では「OK」と言っていても「話題を変えてきたり」「積極的に話したがらない」人もおり、それは言葉でなく態度で伝わってくるからです。

理性では「ざっくばらんに話したい」と思っていても、いざ口にするとなると気持ちがついていなかない人だって、大勢いるのですから。

だから「現実にすべての答えがある」と、いつも私は、そう思っているのです。

だから、凝視・傾聴がとてもとても大切になってくるわけです。

もちろん、分からないこともあります。

直接聞いても、そのあとの態度を見ても「あれ?本当にこのまま続けて大丈夫なのかな?」と思うことも、無きにしも非ずです。

その場合は、自分にこう言い聞かせます。

「推測からきた言動はできるだけ避ける」「この恐怖からくる心配は、イリュージョンだ」と。

そして、相手をただただじっと観察する。

そんなことが多いように思います。

下手に推測からくる気遣いを見せても、それが的外れなこと、もしくは明確な反応が得られないことは、多いにあるし、むしろその方が多かったりする。

「1回のコミュニケーションで、相手がすべてをさらけ出すだろう」なんて幻想は捨て「じっくり時間をかけて、仲良くなっていこう」そんな風に考え直すことが多いですね。

PS.

「恋愛相談回答人シリーズ【QA→R】」では、対話形式で、「モテない思考から抜け出す」きっかけを作っていきます。対話形式とは、本メールを通した「私」と「あなた」の対話です。ドンドン参加してみてください。手応えを掴ん でいただけると思います^^

あなたの見解をアウトプットして、メールで送りたい場合は、以下より送信ください。

  • 宛先:info@gmf.bar
  • 件名:QA→Rのアウトプット
  • 本文:お名前、あなたの見解
  • *どの回に対する見解か分かるようにして貰えると助かります^^

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