【シューイチ】LINEで「そうだね」のみ連呼する女性との付き合い方

LINEで「そうだね」のみ連呼する女性との付き合い方

今回のシューイチを読むことで、こんなベネフィットがあります。

*ベネフィット=利益、恩恵

  • 女性が意味不明な言動をしたときに使える11個の質問リストが手に入る
  • 面倒な女性と、良い関係を作れる
  • 女性との無駄なトラブルを回避できる

さて今回は、LINEで「そうだね」しか言わない女性との付き合い方を掘り下げていきます。このテーマは、悩み相談サイト「OK Wave」から引っ張ってきたものです。まずは、相談内容をご覧ください。

ラインの返事がそうだね、了解しかこないので、ラインが弾まないので既読無視します。

既読無視すると、無視しないで欲しいと返事がきます。でも相手したらそうだねしか返信こないし、そんなやつにいちいち時間を使いたくないです。

どのようにしたらこのような、タイプと会話が続きますか?正直相手のこと聞いても、途中からそうだね責めに変わるのでもう話すネタがありません。

引用:okwave.jp「ラインの返事について」

*相談者さんを男性と仮定して、進めていきます。

結論、すれ違いをなくせば、LINEを盛り上げる術は見つかりますし、すれ違い・掛け違いをなくせば、女性はもっと積極的に会話を広げようとしてくるでしょう。

今回のケースは、どうやって盛り上げるかの方法論より、お互いがすれ違っていることに気づき、認め合う必要があります。認め合うとは「ただすれ違っていただけで、どっちが悪いってわけでもないのね」と確認し合うことです。

この確認作業ができると「じゃあ、こんな風にLINEしよっか」「っていうか、会って話した方が早くない?」このような解決策を導き出せるのです。(お互いに、関わり合う意思があるのであれば)では、詳しく話していきましょう。

LINEの返事の仕方にズレがある?

LINEの仕方に限らず、男女がコミュニケーションをとるとき、すれ違いは頻繁に起きるものです。すれ違いとは、認識の差とも言えます。今回の相談者さんの場合、LINEの返事の仕方に、ズレがあるのです。

男性は「こちらが、わざわざ質問してやってるのに、そうだねと短文で返されても、話が広がらないよね。そっちも会話を盛り上げる何かを言ってくれないと」と思っています。

一方女性は(相談文からの推測になりますが)、「どう返事していいか分からない内容(or迷う内容)だったから、いろいろ考えた結果、『そうだね』と返したんだよね」「私だって、会話を盛り上げたいけど、LINEが苦手なんだよね」「その話題、あまり興味ないから、たまたまちょっと素っ気ない返事になったんだよね」…。

相手側の気持ちは、憶測し始めるといくらでも出てきます。

なぜ「そうだね」しか送ってこないの?

この答えは、さほど重要ではないのです。そうではなく「今この子、なにがしたいの?」「なにを求めているの?」「僕に、なにができるの?」「そのために、何をする必要があるの?」この答えを出した方が、結果的に早く今回の問題は解決します。しかも、好感度も上がりますw。

今、この相談者さんは感情的になっている

きっと、それはあなたも分かるでしょう。ムカついているとき、感情的になっているとき、私達人間は、駄々っ子の思考になりがちです。たとえ、相手に不条理なことをされ、イラついたとしても、あなたが同じ駄々っ子になっては、元も子もありません。

子供の喧嘩となってしまい、どっちが正しい、どっちが勝ったか、そんな勝ち負け論になってしまうからです。聞き分けのない子供同士の喧嘩となると、もう収拾がつきません。「俺の話を聞けよ!」「お前も非を認めろよ!」「もういいよ」「私の気持ちも分かってよ」こんな気持ちになっているなら、これはね、もう子供の喧嘩と同じですから。

でも、当の本人たちは自分達が「おとな」だと認識しているから、たちが悪いのです。

からだや年齢が大人であっても、脳みそは一瞬で駄々をこねる子供になる。この現象は、日常茶飯事です。本来、もしこの相談者さんが、大人の対応をとっていたなら?「そんなやつにいちいち時間を使いたくない」なんて言葉は、出てこないでしょうから。

いやいや、分かるのです。本当に分かります。「こちらの感情を乱す、よくわからないメンヘラ女に振り回されたくない」と思う人だっているでしょう。自分の大事な時間ですから。ただね、ここでいう大人の対応とは、まず自分自身の感情を落ち着かせるところからが、スタートなのです。

私は、さっき「『そうだね』しか送ってこない理由は、さほど問題ではない」と話しました。なぜなら、本人に聞いてみないと本当のところは分からないからです。憶測をめぐらせ、空想の対策を立てることは、現実的な問題解決ではないからです。

テンポのいい、気持ちの良いLINEのやり取りができないということは?おそらく、何かLINEの仕方に認識の違いがあるのか、相手がなにかに不安や懸念を持っているのか、他にも理由はあるかもしれませんが、だいたいはそのどちらかです。

だから、この女性を「時間を奪う、よくわからないことを言ってくる面倒なやつ」と意味づけするのではなく、まず自分が冷静になったあと「この子は、何を求めているのだろう?その上で自分に何ができるのだろう?」と自問自答した方が、最も早く、LINEが盛り上がる道へと軌道修正できるのです。

*ここで自分を押し殺し相手に合わせ過ぎる人は、境界線が曖昧過ぎるのです。境界線については「アイデンティティセミナー」で学べます。

男性性が強い場合、ロジックで物事を考える習性が全面に出てきます。ロジックで物事を考えるときは「1+1=2」という公式に当てはめたくなるものです。

今回は、こんな公式でしょう。

  1. 意味の分からないことを言ってくる(素っ気ない返事なのに、無視するなと言ってくる)
  2. なぜ、そんなことをするのか、理解しようと憶測する
  3. 憶測に基づいて、次の行動を決めようとする

この方程式では、自分の憶測、OKWAVEの回答者の憶測だけで、物事が進んでいきます。憶測=あて推量。推量=物事の事情や人の心などをおしはかること。ようするに、正解率は、当たることもあれば、当たらないこともある。いい加減だってことです。

そんな憶測から出た言動が、うまくいくことって、運頼みです。たまたま、今回上手くいったとしても、次また似たようなすれ違いが起きたら?また、同じように悩み続けます。同じようにイラつきます。これじゃあ、まるでイタチごっこです。

このイタチごっこの典型が、ベストアンサーに選ばれていた内容だと感じます。ベストアンサーには、こんなアドバイスが書かれていました。

「だったら、あなたから裏技を使ってみたら?既読無視しないで欲しいとまた連絡が来たら、あなたの方からそうだね(了解)と返す。相手がやっている事をあなたの方からそのまま返してみれば良い。

これね、なんだろう、私にはちょっとした仕返しに見えてしまいました。「そうだね、ばかり言われて、こっちは困ってるんだ!お前も、その気持ちを思い知れ!」と言わんばかりの施策です。これは、もうやり合いですよね(苦笑)。

運よく、相手が気づけばいいですよ。「あ、この人を困らせちゃったんだ」と。でも、それで気づかない人もいるし、なんなら、当てつけのように送られてきた「そうだね」を見て、ムカつく人もいるでしょう。ムカついた気持ちをそのまま、LINEでぶつけてくる女性もいるでしょうし、なんなら、もっと険悪になることだってあるでしょう。

相談者さんとしては、さほど大切な相手でもなさそうな雰囲気が相談文にありますから「そうだね返しをされて、相手がムカつくならムカつくで、別にかまわないけど」と思うのかもしれません。

ただね、やっぱりこういう男女関係は、健全でないなと思うわけです。こころがいちいち乱れるわけですから。人生は本当に長い。何があるか分からないことは当然の話ですが、それでも、あと5年10年それ以上と、あなたも生きていくわけです。そんな中で、四六時中ご機嫌で、相手を困らせない対応をとれる人って、そうそういないわけです。

そこまで人間が出来ている人って、なかなかいない。それでも「あの人と接するときは、こんなことにはならない!」と思う人がいるかもしれません。でも、結局その人も、他の人の前では、感情的で取り乱した面倒な自分を出していたりするわけです。

自分に都合のいい対応をする人とだけ、付き合っていくことは、とても難しいし、現実的ではないし、視野を狭めるコミュニケーションの取り方だなと思うわけです。

「無視しないで欲しい」と送られてきたら?

私なら「無視したわけじゃないよ。話が広がらなさそうだったから、もう終わりなのかなと思って、返事しなかったんだよ」と、まず事情を話します。こちらの心情を正直に話す。すると、相手から何かしらのリアクションがあるでしょう。

そこで、LINEが苦手なのか、何かあったから素っ気なくなっているのか、そもそも雑談が苦手なのか、いろいろな相手の事情・心情が見えてくるものですから。

この対応は、心理学者カール・ロジャーズが提唱する「無条件の積極的関心」に繋がるものがあるでしょう。ただ、無条件の…何て小難しい言葉で言われても、意味不明ですよね。私も、最初はそうでした。

この無条件の積極的関心は、姿勢や態度のことです。ざっくり伝えるなら「何の報酬がなくとも、何の条件付けがなくても、積極的に相手に関心を持とう」という話です。この無条件の積極的関心がでてきている人は、質問の仕方が違うと言われています。

たとえば、会社でミスした女性が、このように話したとします。

「きっと上司はかんかんになると思うんだよね、前にも同じ失敗をしたし。ちょっと前にやる気あるの?なんで、ほうれん草がちゃんとできないの?って言われたし。今回のミスも、私の凡ミスだから、、、。どうしよう」

この話を聞き、こんな質問をする人もいるでしょう。「なんで、同じ失敗を繰り返しちゃうんだろうね?」「ほうれん草をするのが、苦手なの?上司が怖いの?」。この質問の焦点は、ほうれん草や同じ失敗を繰り返す原因です。

でも、この女性が最も気がかりなことは「ミスを上司に怒られそうで、どうしよう」という気持ちの方です。無条件の積極的関心がある場合、この気持ちに目が留まると、ロジャースは言っているのです。

「今回も上司に怒鳴られると思ってるの?」「上司にまた、ほうれん草がなかったと責められると思うの?」など。今回の例である「LINEが噛み合わない現象」の解決のカギもここにあります。

女性を「自分を困らせる面倒なやつ」「こいつのせいで、LINEが盛り上がらない」と捉えるのではなく「何かの掛け違えで、この困った現象が起きている」と捉え、積極的に相手の気持ちを想像してみるのです。

ただ、今回はLINEです。対面だと見てくるはずの表情や空気感が一切ありません。だからこそ、質問していくのです。無条件の積極的関心を持って。何のレッテルも張らずに、何の意味付けもせず、自分の事情や心情を話し、相手の事情や心情も傾聴してみる。

これができれば、必ず、すれ違いは軌道修正できるものです。

手順はこうです。

  1. 自分が感情的になっていると気づく
  2. 落ちつく
  3. 女性への意味づけをベリベリと剥がし「何かの掛け違えで困った現象が起きている」と捉える
  4. 掛け違いのもとを探しにいく

より具体的に時系列で伝えるなら、こうです。

  1. 意味不明なことを言ってくる女性がいる
  2. イラついた、時間を無駄にさせられたと思う
  3. 相談文を読み返したとき「そんなやつ」と書いている自分に気づき、相当憤っている事にも気づいた(ここで、ふと我に返った)
  4. 一旦落ちつこうと思った
  5. 「後で返事するね」と、とりあえずLINEを送った
  6. 落ちつけるように「なぜ自分がこんなに憤っているのか」を考えてみた
  7. こちらの努力が伝わっていない。それが、とても嫌だった
  8. 事情や心情をLINEで送ろうと思った
  9. 文章を書いていると、なんだか込み入った話になってきたので、誤解を招いたら嫌だと思った。だから、電話か会うことにした
  10. 「そこまでする必要ある?」という、こころの声が聞こえてきた
  11. 彼女と今後どんな関係になるか分からないが、とりあえずいつもと違う行動をとってみようと思った
  12. 「無視したわけじゃないよ、この話は、また今度会ったときにしよう。LINEだと誤解を生みやすいし。っていうか、次いつ会える?」と誘った
  13. 実際に会って、こちらの気持ちを伝え、相手の気持ちを聞いた
  14. 思った以上に相手が謝ってきてびっくりした。あと、寂しかったのかなって思った。元カレに無視され続けたことを引きずってるのかなって感じた。
  15. 「自分はLINEの返事が遅いときもあるけど、無視してるわけじゃないから、気にしないで。あと、LINEで話すなら、もっと質問してくれると嬉しい」と伝えた
  16. 「わかった^^」と快く承諾してくれた。最後の方に、彼女が「LINEって難しい」って苦笑いしながら呟いた
  17. 自分も「本当だね。僕も苦手かも」と笑った
  18. 「不安なこととか、難しいって思ったりしたら、ストレートにそう言い合おうか」と、自然と口から出ていた
  19. 2人で「そうだね」と笑った
  20. 彼女と自分が合うかどうか、まだ分からないけど、もう少し話してみたいと思った

*この流れは、ひとつのパターンであり、これが定番や正解というわけではありません。

まあ、どこまで相手と関わるか、それは本人次第なので、これが絶対の正解ではありません。ただ人生って、調子のいい人とばかり付き合えるわけじゃないし、なんなら自分が意図せず面倒なことをしているケースだって、あるわけです。(気づかないだけで、可能性はゼロじゃない)

そうなったとき、調子が悪い人、面倒なことしちゃっている人を全部切っていく選択は、なかなか難しいのかなと思います。面倒な人を切り続ける人=面倒な側面を他人に見せられない人となっていき、他人に心をゆるせない人、いつも調子よく見せなきゃならないと勘違いして、誰の前でも弱み(面倒なところ)を見せられない人になってしまいますからね。甘えることが、下手糞になってしまうわけです。

これじゃあ、息が詰まっちゃいますよね。ベストアンサーにあった「そうだね返し」も、悪くないと思います。ただ、どうだと言わんばかりに「俺の気持ちを思い知れ!」と、悪意がこもり過ぎたこの手の対応は、相手を余計に面倒な人に変えてしまう可能性も多分にある。そのことも、忘れないでください。

あなたが今、女性の意味不明な言動に翻弄されているなら?

まずは、落ち着いてください。「あなたの」ざわつきを消すのです。その女性の言動が理解できないからと言って、2人の関係が即終わるわけじゃありません。あなたが数秒後に殺されるわけでもありません。その女性があなたの人生をすべて台無しにするわけでもありません。その女性にそんな力はありません。落ちつくのです。

その後、女性への意味づけをベリベリと剥がし「何かの掛け違えで、困った現象が起きている」と捉えてみてください。きっと、新しい答えが見えてくるはずです。

女性が意味不明な言動をしたときに使える11個の質問リスト

迷ったときは、この11個の質問を活用してくださいね。

  1. なぜ、僕は、今ざわついているのだろうか?
  2. 何に、不安や恐れを感じているのだろうか?
  3. 気持ちを落ち着かせるために、なにができるだろうか?
  4. 彼女に対して、妙な意味づけをしていないだろうか?
  5. 憶測のみで、判断しているのではないだろうか?
  6. 現実への解像度が下がっていないだろうか?
  7. 仕返しをしたいだけではないだろうか?
  8. 彼女は、不安や恐れを持っているだろうか?
  9. 彼女が不安や恐れを持っているなら、それはどんなものだろうか?
  10. どうすれば「掛け違い」をなおせるだろうか?
  11. どうすれば、2人の不安や恐れを消せるだろうか?

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