【QA→R】見解編:やんわりと断られてる気がする。どう返信すればいい?

見解編:やんわりと断られてる気がする。どう返信すればいい?

やんわりと断られてる気がする。
どう返信すればいい?

こんばんは。彩です。

さて今日は、恋愛相談回答人シリーズ【QA→R】見解合わせの日です^^

今週のテーマは、

●やんわりと断られてる気がする。どう返信すればいい?

でしたね。

女性からの相談ですが、男性にも共通する内容です。

もう一度相談内容を振り返っておきましょう。

アラサー女性です

「よかったらご飯に行きませんか」に対して1週間後に「バタバタしててすみません、また今度行きましょう」という返信が来た場合、何と返信するのがいいでしょうか?

正直、やんわりと断られてる気がします

①いつが都合がいいですか?

②また都合がいい日が分かったら教えてくださいね

③またお願いします

④嬉しい感じのスタンプを送る

⑤既読スルー

⑥その他

恋愛経験がほとんどなく、どうしたらいいのかが分かりません

アドバイスいただけると嬉しいですchiebukuro.yahoo.co.jp

やんわりと断られている気がする…。

この気持ち、誰もが抱いた経験あるんじゃないでしょうか?

もちろん、私もありですw

さて、こんなときなときどう返信するのが良いか?

どう返信すれば、失礼な印象・嫌な印象を与えず、
あわよくば「食事に行けるチャンス」を残せるのか?

おそらく相談者さんの目指しているところは、この辺りではないかと思います。

今回も、私の見解を話していきましょう。

言葉の裏を読まず、
純粋無垢な子供になった気持ちで返事する

返事に迷ったときは、この思考が最もおススメです。

解説していきましょう。

恋愛の最中は、言葉の裏を読むと
「墓穴を掘る」

今回のケース、こちら側から「よかったらご飯に行きませんか」と食事に誘い、1週間後に「バタバタしててすみません、また今度行きましょう」と返事が届いたわけです。

1週間後に「バタバタしててすみません、
また今度行きましょう」を
「察する」なら?

「あなたと食事に行くつもりは、今のところありません。

でもはっきり断りづらいので“また今度行きましょう”と濁しておきますね。

本来時間は作ろうと思えば作れますし、返信もその気になれば早くできます。

でも今は、他のことを優先しており、ストレートに伝えると失礼かもしれません。

だから“バタバタしててすみません”と濁しておきますね

こんなところかなと思いますw。

確かに「また今度行きましょう」とLINEが届き「また今度って、いつですか?」なんて返事したなら「気づけよ!」と思われることもあるでしょう。

でもね、恋愛の最中に至っては「察する」行為は、ほとんど不要だと感じています。

特に、察した結果モヤモヤするのなら。

相手の気持ちを考えすぎてモヤモヤするは、
癖であることも多い

相手の気持ちを考えすぎてモヤモヤする状態は、頭の中で「絵本を読み続けているようなもの」と捉えてください。

「無限にシュミレーションしている状態」です。

  • 嫌われたかな?
  • 誘わない方が良かったかな?
  • 誘わなかったらどうなってただろう?
  • 誘い文句が悪かったのかな?
  • 今後の関係はどうなる?
  • 「いつが都合がいいですか?」と送ったらどうなる?
  • 「また都合がいい日が分かったら教えてくださいね」と送ったらどうなる?
  • 「またお願いします」と送ったらどうなる?
  • 嬉しい感じのスタンプを送ったらどうなる?
  • 既読スルーしたらどうなる?
  • 他に何かいい案があるだろうか?
  • 恋愛慣れしている人はどんなLINEを送るのだろう?
  • なぜ1週間も返事が来なかったのだろう?

*シュミレーションにプラスして、自虐(自分で自分を必要以上に責めさいなむ)していることも多いです。

「嫌われ落ち込んだ私」というストーリーの絵本を読んだ後「既読スルーして相手が嫌な顔をした」ストーリーの絵本を読み、さらに「1週間返事が来なかった相手の生活模様」ストーリーの絵本を読み、さらにさらに。

別の人に断られたストーリーの絵本(過去の思い出)まで読み始めることもあります。

ずっと頭の中で絵本祭りを続けるわけです。

これに終わりはありません。

「やめようという意思」「外部からの刺激(話しかけられるなどで他に意識が向く)」があると強制的に止まるものですが、基本それらがない限り、終わるものではありません。

「止めることができる」は事実なのです。

でも、人によっては「また戻ること」も多く、戻っては考えモヤモヤ・・・戻っては考えモヤモヤ・・・が癖づいている人も大勢いるのです。

(この現象は「反すう思考(ぐるぐる思考)」と呼ばれています)

「考えすぎる」が癖づいている人は、心配性・極端な未来思考・極端な過去思考であることも多く、精神的な病を助長する原因にもなっているのです。

注釈1)極端な未来思考・極端な過去思考

また、一度ぐるぐる思考が癖づくと、無限ループにハマります。

自力で止める方法を知らなければ「考える続ける」が自然現象だと勘違いしていますから「考える」がやめられなくなるのです。

これが「考えるのをやめたいのにやめられない」「眠れないほど、思い悩んでしまう」の裏側で起こっていることです。

考えに考え、ずっと絵本を読み続けても、それは絵空事でしかありません。

絵空事に現実味は伴いませんから、どれだけ絵本を開き、シュミレーションをしても、今後どうするかをスパッと決めることはできないのです。

ずっとずっと、迷い続ける。

こんな困った現象が起きてしまうのです。

まずは「ぐるぐる思考」から脱出しよう!
バターになっちゃう前に

絵本『ちびくろサンボ』に登場する意地悪なトラ達は、クライマックス、木の周りをぐるぐる周り過ぎてバターになっちゃいます。

バターになっちゃう前に「ぐるぐる思考」から脱出してください。

どれだけ考え続けていても、どれだけシュミレーションを繰り返しても、そこに良いことはひとつもないのですから。

そして、考えつづけちゃう理由の大半は「ただの癖」なのですから。

考えつづけることのデメリット

①悪い方へ悪い方へ考えがち→気分が滅入る→顔つきが暗くなる

②考えつづける限り、意気消沈したまま

やる気が失われ

④その事象以外のことに集中できない(遅れが出ることも)

後悔に繋がる言動をしちゃうことも

人間関係を壊すことも

などの精神的な病の助長となることも

⑧どれだけ考えても、スッキリする「解」が出ないことが大半

・・・・あげるときりがないほど、そのデメリットは多くあります。

だからこそ、バターになっちゃう前に「ぐるぐる思考」から脱出するのです!

「ぐるぐる思考」をストップする3つの方法

私が普段使っている「ぐるぐる思考」をストップ方法を紹介しますね。

①「本当のところは分からんのやで~」と
鼻歌を歌う

今思い描いていることのすべては、空想です。

*空想=現実とは何ら関係のないこと

心の動きを独自の視点で語る執筆家・倉園佳三さんの言葉をかりるなら、空想=イリュージョンです。

彼は、よくこう表現します。

「それがイリュージョンなのか、現実なのか区別しよう」と。

私はこの言葉を聞いたとき「一人でずっと“イリュージョンごっこ”してるなんてアホらしい」「ただの独り相撲じゃないか」「それなら辞めちゃおう!」と思えたことを今でもよく覚えています。

*独り相撲=結果が伴わない努力のこと

今回なら「やんわりと断られてる気がする」は、現実ではないのです。

あくまでも予測の範囲であることに気づけば、ひとまず終わりのないシュミレーションや予測合戦から抜け出すことができます。

ぐるぐる思考から抜け出すと「いつもの自分」に戻れるわけです。

注釈2)いつもの自分が史上最強である

②頭の中のテレビのスイッチをオフにする

人には、認知特性があります。

認知特性とは、目で見る・耳で聞くなどの五感を中心とした感覚器から入ってきた様々な情報を脳の中で「整理」「記憶」「理解」する能力のことです。

私は「言語映像タイプ」「聴覚言語タイプ」です。

そのため、より具体的にイメージすることで、思考の切り替えスイッチをオンにできるのです。

たとえば、ぐるぐる思考を止めたいとき、テレビのスイッチをオフにするイメージを思い描きます。

頭の中で、プツンとテレビ画面が真っ暗になる映像です。

これを想像すると、空想の世界から抜け出せるのです。

「ぐるぐる思考から抜け出す」「現実に戻る」などと文字ズラで読んだり、理解を深めるよりも、俄然効果がある方法です。

自分の認知特性を知りたいあなたは、みくりキッズクリニック・本田真美院長が開発した「本田40式認知特性テスト」をやってみてください。

Excelをダウンロードする方式で、10分ほどで完結します。

③絵本を閉じる

聴覚映像タイプの私は「絵本を閉じる」というイメージングでも、ぐるぐる思考から抜け出せます。

まず、幼少期の自分の姿をイメージします。

その子が図書館で絵本を読み漁っています(音あり映像)。

お母さんが「もうすぐご飯だから帰っておいで」と呼んでいるのに、その声を無視してずっと絵本を読み続ける駄々っ子のような子供です。

このの映像をイメージすると「ああ、アホらしいなw。そろそろ絵本を閉じて現実に戻ろうか」と思えるのです。

「聴覚言語タイプ」の特性も持っている私は「もうすぐご飯だから帰っておいで」のような具体的な言葉を頭の中で鳴らすことで、より現実味が増すのでしょうね。

その現実味・リアリティ感が、思考の切り替えに役立っているのです。

あなたの認知特性を調べて、あなたにピッタリのアプローチ法を見つけてください。

ダ・ビンチニュース:あなたに最適な記憶法も分かる!? 自分の「認知特性」を調べてみよう

人が行動を決める時は、
心の中に必ず「守るべき法則」がある

守るべき法則=「それをして良いかどうか、心が納得する根拠のこと」と捉えてください。

この法則の中でも、信じてやまないものを「信念」と呼びます。

*信念=それが正しいと堅く信じ込んでいる心

信念まではいかないものを「価値観」と呼びます。

*価値観=現状、それに価値があると考えている心

どちらも、生きていく上でなくてはならない「心の在り方」と言えるでしょう。

■信念の例)

散歩中、道順を聞かれた → 丁寧に答えよう「困っている人は助けるものだから」

■価値観の例)

通勤途中、道順を聞かれた → 本当は丁寧に道案内してあげたいけど、時間がないから交番を教えてあげよう「時間を守ることは、社会人として当たり前だから」

人により、何が信念となり何が価値観となるかは変わってきます。

また、信念は幼少期に親から入れられたものが多く、価値観は自身の経験からくるものや他人やメディアに影響を受けて培ったものが多いです。

信念・価値観がぐらぐらだと
スパッと決められない

信念や価値観がぐらぐら=守るべき心の法則を持っていない状態です。

何をするにしても、迷うのです。

信念・価値観は、生きるために
絶対に必要な術であり、
私達人間のお守り

親ライオンは、子ライオンが自力で生きていけるよう「狩り」を教えます。

親鳥は、子鳥が自力で生きていけるよう「飛び方」を教えます。

「高さ100メートル以上の崖を飛び降りるひな鳥」の動画

教える=まず親が見本を見せ、子供がそれを真似ることです。

動画では、まず親鳥が崖から飛び立ちます。

それを真似て、子鳥が高さ100メートル以上の崖から飛ぼうとします。

親鳥が手出しすることは一切ありません。

はじめて崖から飛び出した子鳥は、大空を飛べるはずもなく、落下していきます。

尖った断崖などに激突しながら、地面に激突するんです。

この経験を通して「大空を飛ぶためには、まず飛び出す必要があるんだ」と身をもって学ぶのです。

鳥の飛び方、ライオンの狩りにあたるもの。

それが、私達の「信念」「価値観」です。

迷子で泣いている子供を見て、放っておけない人は多いでしょう。

仮に、あなたが無人島にいたとして。

周りにあなた以外存在しないとして。

泣いている赤ちゃんを放置できる人は、稀でしょう。

大半の人が、赤ちゃんと一緒に無人島で生きていく道を選ぶでしょう。

これは、私達が親や周りの大人から自然と教えられた(見本として見せられた)信念や価値観なのです。

  • 「困っている人を助ける」
  • 「強いものが弱いものを助ける」

また「分からないことは質問する(助けをこう)」「助けた貰ったらお礼を伝える」なども、大人から自然と教えられた信念や価値観でしょう。

信念・価値観は、生きるために絶対に必要な思考の術であり、これがあるから「どう行動すべきか」を決められるのです。

また、信念・価値観があるから、災難から身を守ることができ、自信を持つことができ、さらに人と繋がれる。

私達人間のお守り(持っているだけで安心できる)のような存在でもあるのです。

でも、残念なことに近代化が進んだせいなのか・・・

親世代ですら「信念・価値観」が
グラグラであることは珍しくありません

かくうゆ私の両親も、グラグラでした。

父親がアルコール中毒、母親はその世話に追われる。

いわゆる機能不全家族で育った私の周りには、生きる術の模範を見せてくれる大人は皆無でした。

そのため、対人関係や物事の成し遂げ方は、さぐりさぐり。

20代で偶然良き師(指南役)と出逢え、模範を見せて貰えることもあれば、これでもかと失敗を繰り返しつつ、自力で見つけ出すこともありました。

現代に生きる人間は、生きる術を見失っている人、最初から持ち合わせていない人がとても多いように思います。

だから、生きていく上で避けては通れない「対人関係」に悩み続ける人がこんなにも多いのでしょう。

信念・価値観が極端に少ない
or 今自分の持っているそれらが信じられないと、
いちいち迷う

あなたは、どうでしょう?

私は、この信念・価値観が確立するまでは、いちいちいちいち、いちいち迷っていました。

どうしていいか分からないし、決められなかったのです。

迷い過ぎて決められず、他人に助言を求めます。

でも自分の信念・価値観から出た判断ではないですから、その結果が望むようにならなかったとき、助言相手を恨む・・・なんてことも繰り返していました。

20代は、信念・価値観がなくても、好奇心がそれらをカバーしてくれました。

物事を探求しようとする根源的な欲求だけで、迷いを振り払え、動いていけたのです。

30代は、良くも悪くも私の人生の師(指南役)となってくれる存在に恵まれました(直属の上司でした)

当時の私は、この人に「価値観のすべてを教わった」と言っても過言ではなく。

でも、独立後、この指南役の上司のもとを離れ、連絡を取らなくなり、私が行きついたところは「ぐるぐる思考から抜け出せない迷ってばかりの毎日」だったのです。

対人関係で多く迷う人は、対人関係にまつわる守るべき法則(信念・価値観)が少ないのです。

この信念・価値観を増やしていけば、迷うという心労を背負うことなく、ステキな人間関係を築いていけるのです。

これは、一人の漏れなく、年齢制限もない事実です。

大丈夫です。

今日から始めたって、十分に間に合うのですから。

「好かれる察する」と「嫌われる察する」の違い

今回は「察する」にまつわる法則を手に入れましょう。

察する方法は、2種類あります。

どちらを選ぶかで、ステキな時間を作るか、険悪な時間を作るかが決まってくるのです。

ポイントは「どこにベクトルが向けるか」です。

予測した後のあなたの思惑のベクトルが「自分の利益だけに向いている」か「相手の利益(or 2人の利益)に向いているか」にフォーカスしてください。

*思惑=その言動の目指すところ

ステキな時間を生む「察し方」

察した後のあなたの思惑のベクトルが「相手の利益(or 2人の利益)に向いている」ときは、ステキな時間が生まれます。

■ステキな察し方の例)

ドライブデートをしています。

相手は運転席、あなたは助手席です。相手が近くにあるペットボトルをチラチラ見てます。

あなたは「運転中で手が届かないんだな」と察したあと、ペットボトルの蓋を開けて「はい^^」と笑顔で渡しました。

この言動、ベクトルが相手の利益(or 2人の利益)に向かっていますよね?

「運転してくれている相手の手助けをしたい」「2人のドライブデートを楽しい時間にしたい」こんな気持ちからきた言動ででしょう。

この察するからきた言動は「思いやり」と感じられるのです。

険悪ムードを生む「察し方」

一方、予測した後のあなたの思惑のベクトルが「自分の利益だけに向いている」ときは、険悪な時間が生まれます。

■険悪ムードを生む察し方の例.1)

「バタバタしててすみません、また今度行きましょう」とLINEが届きました。

「やんわり断られたんだろうな」と察します。

でも、あなたは「なんとかしてデートしたい」と思い「じゃあ、いつが都合がいいですか?」と無理くり日程を決めにかかりました。

これ、自分の利益だけにベクトルが向いていますよね?

相手によっては「じゃあ、いつが都合がいいですか?」の文字ズラや響きに、プレッシャーを感じる人もいるでしょう。

■険悪ムードを生む察し方の例.2)

私の体験談です。

相手の部屋に遊びに行ったとき、相手が時計をチラチラ見始めました。

「あれ?早く帰ってほしいの?」「早く切り上げたいってこと?」と察しました。

「でも、自分はまだ帰りたくない」という思いが頭をよぎり、さらに、はっきり意思表示しない相手へのイラついた感情も重なり、私は「え?なに?早く帰れってこと?」と絡むような口調になってしまったんです。

「え?なに?早く帰れってこと?」の言葉のまわりには「はっきり言えばいいじゃないか?イライラさせないでよ!」なんて、私の気持ちがまとわりついていたんです。

この心の声は、苛立った口調となって表面化。

当然相手への心証は悪く、喧嘩になってしまいました。

私の利益だけのために発せられた言動だったから、イラっとしたり反発したり、不信感を抱かせてしまったのです。

相手の気持ちが分からず、ぐるぐる思考にハマり、
どう返事していいか分からなくなったときの対処法

この対処法は、2ステップです。

【ステップ①】
ぐるぐる思考から脱出していつもの自分に戻る

まず何よりも先に「ぐるぐる思考」から抜け出し、いつもの自分に戻りましょう。

いつもの自分=「穏やかな心でステキな時間を作る自分のこと」です。

ぐるぐる思考の脱出法を今回は、6つ紹介します。

ピンとくるものを選んでください。

「本当のところは分からない」と鼻歌を歌う

②頭の中のテレビのスイッチをオフにする

絵本を閉じる

この3つは、前述しましたね。

④この出来事は「通過点」に過ぎないと思い出す

通過点=そこが目的地や目標地点ではなく、目標とするところは更に先にあるという意味合い。通り過ぎる地点「通過点(つうかてん)」の意味や使い方:Weblio辞書

目指している場所は、誰しも「幸せな時間を過ごすこと」だと思います。

(幸せの定義は、ひとそれぞれなので省きます)

  • 愛してやまない奥さんや旦那さん、パートナーとの夕食の時間
  • 家族に囲まれながらの穏やかな日曜日
  • 休日の朝目覚めたら、大好きな恋人が隣でぐ~すか寝ており「可愛いな」とクスッと笑ちゃう時間

ほっとできる時間、誕生日を祝ってもらえ大喜びする時間、クリスマスに手を繋いでドキドキする時間。

あなたが考えるいろいろな「幸せな時間」を目指しているはずです。

でも現状、その相手はまだ定まっていないわけです。

たとえ、今デートや交際・同棲している相手がいたとしても、一定の状態に落ち着いてないのかもしれません。

望んでいた「幸せな時間」を過ごせていないのかもしれません。

となったとき、今回起きた出来事は「通過点」に過ぎないのです。

人生ゲームでいうなら「災害に備えて防災グッズを買うマス」に停まっているのかもしれない。

山登りでいうなら、五合目辺りで、ここでひとまずご来光を見るタイミングなのかもしれない。

それぞれのポイントにそれぞれの楽しみ方がある。

この出来事は、この先きっと懐かしむべき思い出となる。

今回出た結果は、通過点に過ぎないのです。

もっと言うなら、私達人間の終わりは「死」です。

死から逃れられる人は、一人もいません。

穏やかな余生を送っているとき、今回の通過点を思い出し、ニコニコ笑っているのかもしれせん。

「今がすべて・これが人生の最終結果なんだと信じて疑わない」こんな誤解からくる思考を今すぐ手放してください。

この出来事であなたの人生がすべて決まるなんてことは、絶対にありえないのですから。

死ぬまでの出来事はすべて「通過点」に過ぎないのですから。

「こんな結末は辛すぎる」と思う出来事に限っては、通過点にしちゃえばいいのです。

*まあ、何をゴールとするかで、何を通過点とするかが変わってきますが、私はいつも死をゴールにしています。

「にまにまして、この生を全うする」という「明るい死」が私のゴールですw。

⑤相手のヘルプミーに共感して、
優しい兄ちゃん・ねいちゃんになってあげる

終わったことだが、どうしても相手の言動に納得できず、ぐるぐる思考から抜け出せないときに、この方法を使ってください。

たとえば、今回の相談者さんだと「1週間も返事を待たせておいて、それだけかよ!」や「思わせぶりな態度をとっておいて、結局断るのかよ!」こんな風に苛立つこともあるかもしれません。

思わせぶりな言動= 気があるかのようなふりをするさま。 自分がその人に好意を寄せている、と、当人に期待させるような様子思わせぶり(おもわせぶり)とは何?:Weblio辞書

心の動きに精通されている倉園佳三さんの発言に「おかしな言動をする人は、恐怖や恐れを抱いている」があります。

思わせぶりも、おかしな言動のひとつなんです。

きっと「はっきり断って微妙な空気になることを避けたい」「嫌な心証を持たれたくない」「他にやりたいことがあるのに時間を奪われて、それができないことが嫌だ(目標達成できないことが怖いなどetc)」など。

こちらには、予想もつかない恐怖・恐れ・懸念を抱いていることもあります。

思わせぶりな態度をとることで、一時的にこちらの好感を感じられます。

他人から好感を感じられた瞬間は、誰しも安心したり、自尊心が満たされるものです。

でも、実際は本気で付き合う気がない場合、その刹那な安心感を感じたいがために、その一瞬で終わる自尊心が満たされた感じを味わいたいがために、思わせぶりな態度をとる人も多いのです。

こういう人は、普段自分に自信がなかったり、人一倍孤独だったりするのです(それが表面化していないだけで)。

相手が抱えているであろう本当の恐怖・不安・恐れ・懸念に、あなたが心を通わせてあげるのです。

心を通わせるとは、同じ感情を味わってあげるのです。

「つい人にいい顔ばかりしちゃうけど、上辺の付き合いばかり。本音で語り合える相手がほとんどいない。寂しくて泣きそう・・・。襲よせてくる孤独感・・・。虚しさ・・・。こんなはずじゃなかったという悔しさ・・・。他人を羨む気持ち・・・」

どれかひとつは、きっと誰もが感じたことのある感情でしょう。

同じ気持ちを相手も持っていると、仮定するのです。

(本当のところは分からなくてもOKです。これは、あくまでぐるぐる思考をストップして「いつもの自分」に戻る手法です)

相手の恐怖や不安に気持ちを心底重ねられたとき、ふ~っと怒りが消えていくから不思議です。

いつもの自分に戻れたら「大変だったんだね」「方法は間違ってたけど、がんばってたんだね」「肩ひじ張り過ぎて疲れちゃったでしょ?もういいんだよ^^」と、優しい兄ちゃんやねいちゃんのように、相手を労ってあげてください。心の中で。

*相手の恐怖や不安に気づくきっかけとして、倉園佳三さんのヘルプミーメソッドもおすすめです。

「おかしな言動をする人は、ヘルプミーのサインを出している」と捉えることで、声が大きいだけの怒鳴り声・むすっとした顔などの上っ面に惑わされなくなるからです。

⑥一時的な強制リセットボタンを押す

最後の方法は(一時的な効果しか望めませんが)どうしうても思考が止まらないときに、やってみてください。

失恋直後であっても、100万円の札束が目の前にポンと置かれ「これ全部使ってもいいよ」と言われたら?

反応する額に違いはあれど「なんに使おうかな?」と思考が切り替わる人は多いでしょう。

この思考の切り替え方を一般的に「気分転換」と呼びます。

気分転換が上手な人は、ぐるぐる思考にハマりそうなときを「生産性がない」などと判断して、自分に合った思考切り替えスイッチを熟知しているのです。

私のスイッチも11個、紹介しておきましょう。

  1. 全力疾走
    (最初軽くランニングして、最後にゼイゼイいうほどの全力疾走)
  2. 片鼻呼吸(脳に酸素を送る)
  3. 外に出る、外気を吸う(散歩など)
  4. 「自然」の夕日など、綺麗と思えるものに触れる
  5. 声を出す
    (一人カラオケ、ラジオの音声収録など。発声すると気分が上がりやすいため)
  6. スキップ
    (人は、スキップしながら落ち込むことができないから)
  7. 空腹なら食べる
    (おなかが空いていると、気分が滅入りやすいため)
  8. 手足を温める
    (身体が冷えていると、気分が滅入りやすいため)
  9. 踊る
    (音楽・サイケデリック音楽が大好きなため)
  10. ヒノキの匂いを嗅ぐ
    (無印良品のアロマ瓶・温泉宿にいるような錯覚が起き、リラックスできるため)
  11. 頭皮マッサージ
    (後頭部の頭頂には、自律神経の乱れを整えるツボ「百会・ひゃくえ」があるから)

あなたの思考が強制的に切り替わるリセットボタンを沢山見つけておいてください。

あくまでも効果は一時的なこと、根本的解決はしていないことをお忘れなく。

【ステップ②】
言葉の裏を読まず、
純粋無垢な子供になった気持ちで返事する

ぐるぐる思考から脱出して「いつもの自分」に戻れたら、ステップ2に入ります。

ここでは「察すること」を放棄します。

察しよう察しようと頑張った結果、ぐるぐる思考にハマったわけですから、もはや「察する」行為は(ここでは)百害あって一利なしです。

相手の言葉の裏を読まずに「相手または2人の利益のためには?」と思惑ベクトルの方向転換を行ってください。

私なりの言葉でいうなら「純粋無垢な子供になった気持ち」になるのです。

近所に駆け引きや汚れなど、まだ一切知らない純粋無垢な子供がいたとします。

いつも満面の笑みで「おはよう!おねいちゃん(お兄ちゃん)また遊んでね」と話しかけてきます。

この子には、何の意図も何の思惑も何の警戒心もありません。

この子になった気分で、返事を送るのです。

私なら「バタバタしててすみません、また今度行きましょう」の返事に「ぜんぜん大丈夫ですよ。ですね~。また今度行きましょう~」といった内容を送るでしょう。

単純に「忙しいの大変だね、応援してまーす」みたいな気持ちで。

もちろん、遠回しに断られたのなら、それは残念な結果です。

でも、仕方ないことですから。

「仕方ない」の一言で気持ちの整理がつかないあなたは、自分自身への価値を見誤っている可能性があります。

「あなたの価値が上下することはない話」は、また別の機会にお伝えしますね。

あれこれ考えちゃった文章は「全消し」がベスト。
秘訣は「言葉に含みを持たせないこと」

いろいろ文章を考えているうちに、消しては書き・消しては書きを繰り返すこともあるでしょう。

絵文字やスタンプを選び始めると、5分10分とすぐに過ぎてしまうものです。

こうやって考え出された文章は、往々にして不自然な文章が多いんです。

これは、文章の仕事に15年従事している私の感覚を信じてください。

言葉にまつわる仕事をしている人なら、きっと共感してもらえるでしょう。

あれこれ考えちゃった文章は「全消し」してください。

言葉に含みを持たせず、自然に出てきた言葉で送ることがベストです。

1日2日空けても構いません。

「ふと思い出した時に送る」こんなスタンスでOKです。

「“返事せずに放置”は、性格的に気になるから、とりあえず軽く返事だけしておきたい」人は「OK」や「了解しました」などの表記が含まれたスタンプをひとつ送っておけば何の問題もありません。

注釈1)極端な未来思考・極端な過去思考

・極端な未来思考=未来ばかりに思考が向き、今をないがしろにして、今に価値を見出せない心の在り方のこと

「老後2000万円問題からくる未来への漠然とした不安が消えない」は、その典型。

目標を達成できた自分(未来)ばかりを想像している場合は、一見ポジティブに見えるが、結局今をないがしろにしている事が多いです。

目の前の作業に価値を見出せず、先送りなどに繋がることが多いからです。

目標を達成できた自分(未来)をイメージングすることは、良いことです。

しかし、今をないがしろにしないよう注意してください。

最も価値がある時間は「いま」だけです。

・極端な過去思考=過去の恨みつらみ・後悔から抜け出せない心の在り方のこと

注釈2)いつもの自分が史上最強である

コミュニケーションを学ぶときは、進化する・成長するを目指すより「いつもの自分に戻る」をゴールにしてください。

自然体で平常心・穏やかな心のあなたが、もっともユーモアが出る精神状態であり、もっとも会話やコミュニケーションが楽しめる精神状態だからです。

ステキな時間を生み出せるあなたは、既に存在しています。

さまざまな不安・恐怖・懸念で、最強の自分が隠れちゃっているのです。

確かにトークスキルは、磨けば磨くほど上がります。

明石家さんまさんや笑福亭鶴瓶さん、NO.1の保険営業マン、NO.1ホストなど、トークの達人の横にべったりくっついて、その技を盗むことで、上達していくこともあるでしょう。

しかし、これらのトーク技術は、プラスアルファに過ぎません。

彼らも「いつもの自分」になることを何よりも重要視しているはずですから。

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