見解編:あまり知らない状態で告白すべきか?
さて今日は、恋愛相談回答人シリーズ【QA→R】見解合わせの日です^^
今週のテーマは、こちらでした。
●あまり知らない状態で告白すべきか?
もう一度相談文を紹介しておきましょう。
——–
まだお互いをあまり知らない状態で告白されたら引きますか?
一目惚れみたいな感じで、これから○○のためにがんばるから……口だけじゃないってことを見てほしい。
みたいに告白したんですが…今後可能性ありますかね?
まだ友達よりは知り合いって感じなんですが……
自分は本気なんです。
引用元:
——–
さて、あなたがもし彼と同じ立場なら、どうしていたでしょう?
また、もし誰かに似たような相談をされたなら、どう答えるでしょう?
私ならね、意を決しての告白はしないですね。
でも、たまたま一目惚れした女性と食事しているとしますよね?
その過程で、どんどん会話が盛り上がってきた。
そして、なんだか勢いですごくいい雰囲気になってきて、エッチしたとします。
その翌朝などぶ「ねえ、ほんとに付き合ってみる?w」なんてことは言うかもです(笑) 。
なので、
■QUIZ.1 あなたなら「あまり知らない状態」で告白しますか?
答えは、YESになるのですが。
だからと言って、意を決しての告白はしないように思います。
届いていたフィードバックの中に「よく知らないなら、そもそもそんなに好きにもならない笑?、と思います」(byゆっきー)という声がありました。
ゆっきーありがとうございます^^。
私の感覚も、この声とある意味似ているように思います。
■付き合うってなに?
私が「誰かと付き合いたいな」って思うときって、先々の未来を想像「できた」ときなんですよ。
これって、きっと誰もがそういう部分を持っていると思います。
ただね、いつも思うのは、私の場合は「告白」って「確認作業の一種に似ているな」と感じていて。
2人とも同じ未来を見ている時しか告白をしないのです。
ようするに、相手も付き合いたいと思っている。
これがほぼほぼ分かっている時にだけ、告白していることがほとんどです。
一か八かの告白は、「だめもとでも、今のこの熱いを想いを伝えたい。気持ちを伝えることに意義を見出していて、ほとんど見返りを求めていない」ってときにするのかなと。
一か八かの告白は、ある種のファ ンレターに似ているように思えたりもします。
もちろんこういう類のことを言うと「なんだか夢がないですよね?」と思う人もいるでしょう。
意を決して「俺が〇〇を幸せにするから、ついてきてくれ!」「付き合ってくれ!」と告白したら、女性が頬を赤らめて「そんなに想ってくれていたなんて…嬉しい」なんてことも、現実として起こる可能性はあるわけですから。
そう、可能性はゼロじゃない。
だから、どっちの告白の仕方が良い悪いっていう話ではなく。
自分の気持ちが、いつ漏れるかってことだと思うんですよ。
■「付き合いたいほどの想いが、いつ漏れるか?」は 、人により時期により変わってくる
もちろん今後、私も相談者さんのように思うかもしれません。
たとえば、知り合い程度の女性に一目惚れして、まだ数回しか会っていないのに、気持ちが溢れて止まらない。
こんな激しい恋心を抱くときが来るかもしれない。
そんなとき、相談者さん同じように意を決して「これから○○のためにがんばるから……口だけじゃないってことを見てほしい」って告白するかって想像したとき、、、。
う~ん、、、、しないですね、きっと(笑)。
なんだろう、なぜそう思うのか。ちょっと考えてみましょう。
おそらく、お互いにビビッと来 ている。
「共鳴するものがある」って感じ取ったとき、そこに相手の恋愛感情的をさほど嗅ぎ取れなかったとしても、「またすぐ会える?^^」「もっと〇〇のこと知りたいし」とか言ってる自分は安易に想像できます。
これは、言葉の裏を返せば「もっと私のことも知ってください」という意思表示だったりするんですね。
「2人で食事したり、いろんなところに行って、同じ時間を過ごしながら、もっと仲良くなりませんか?」っていう意思表示は、知り合い程度だろうが、初対面だろうが、躊躇なくしています。
で、この意思表示に良い反応をしてくれたその先に「告白しようかな」って気持ちが沸 いてくる。
(とはいえ、基本告白めいた告白ってあまりしない方なのですがw。それを言ったら話が終わるので、今日は告白するしない論は保留にしておきますw)
この「お互いに知り合う時間」をすっ飛ばして、「恋人になりたい」とは思わないんでしょうね。
というか、思いたくても思えないんでしょう、きっとw。
なぜなら、その人との未来が想像できないからです。
想像できたとしても、それは1人で想像しているに過ぎなくて。
1人の妄想は、気持ちとしてはファン心理に近いものがあるんですね。
「私の大好きなサンドラオーと同棲していたら?」そんな妄想に近 いものがある。
だから、現実味がなくて「告白」という選択肢すら出てこないのだと思います。
私にとって告白とは、非常に現実味を帯びた確認作業であり、そこにロマンチック要素はあまりないのでしょうね。
まあ凄く味気ない話をすると、このような考え方の告白の方が「成功率が高い」のは確かです。
でも一目惚れからの告白も、とてもロマンチックなのでアリっちゃアリだと思っていたりもします。
ただ、「人は想像できないもの」「予期せぬもの」に恐怖を抱く傾向が、とても強いですから「お互いを知り合う時間」をすっ飛ばすと「得体のしれないもの」になりがちで、 YESを貰うという意味合いでは確率は下がっちゃうのでしょうね。
さらに、今ふと思ったのですが、今回の相談者さんは、
■好意の出し方のレパートリーが少ない or 何かしらの恐れがあり結果を急いでる
「どっちかなのでは?」と思いました。
「好意の出し方のレパートリーが少ない」とは、気持ちを伝える=告白かデートに誘うしか浮かばないなどのことです。
「何かしらの恐れがあり結果を急いでる」とは、今言っておかないとチャンスが無くなってしまうのでは?という懸念のことですね。
好意の出し方は、本当にさまざまです。
「付き合ってくだ さい」「好きです」以外にも、もちろん食事に誘うこともそうだし、2人きりの食事で相手の目をじっと見て「どんな人が好き?」なんてお互いの好みを語り合うことだって、好意がにじみ出たりするものなんです。
好意の出し方は、シュチエーションによりいろいろな方法論があったりします。
いわゆるモテ男は、このレパートリーが本当に多いんですよねw。
そして、ふと好意をサラっと大胆にだしてくるから、女性がドキドキしたりするわけですw。
また「今告白しておかないと誰かに取られちゃう」というような恐れから、「本当はもっと知り合ってからの方が良いのは分かってるけど 、言っちゃえ!」という方式の告白は、あまりおすすめしません。
この後も似た話をしていますが、やはり告白は気持ちが円熟したときにすると、一番いい感じに事が運ぶからです。
焦った上での告白は、相手の状況を完全に無視している上に、自分の欲求を押し付ける形になりやすいので、気持ちが一方通行になりやすいんですよね。
■まだお互いをあまり知らない状態で告白されたら、引きますか?
(ここからは、いち女目線の意見です)
私は、引きませんね。
引くんじゃなく、驚くと思います。
Σ(・□・;)こんな顔に最初はなると思いますw。
(笑)でも、相手が本当に真剣に考えて、気持ちを伝えてくれたのなら?
それが伝わるなら?
こちらの驚く気持ちも考慮して、一度ちゃんと向き合ってみたいって言ってくれたなら?
そして、その真摯でまっすぐな姿勢に心撃たれて「すぐに付き合うどうこうになるかは決められないけど、まずご飯でも行きません?」ってなると思います。
そこに女性によっては、外見の清潔感や自分の趣味趣向なども決め手の要因となってくるでしょう。
引くっていうより、「驚く」女性がほとんどだと思います。
その顔Σ(・□・;)を「引かれた!」と勘違いすることは、多分にあ ると思います。
「引く」って、たぶん意味合いとして「何?!!この人。こんな急に告白なんかしてきて非常識じゃない?」みたいに思われるのではってことだと思うんです。
相手の常識外のことをしようとしたとき、「引かれる」恐れが出てくるのかなと。
私だってそうです。
種類は違いますが、自分が同性愛者だってカミングアウトしないと決めていたとき、「引かれる」ことが嫌って気持ちもありましたから。
でもね、結局自分の気持ち次第ってところも多分にあるんですよ。
自分が伝えようとしている「気持ち」や、これからやろうとしている「言動」に絶対的な自信を持って いたら、それが相手の行動を変えるきっかけになることも、とても多いです。
私の場合でもそう。
たとえば、仮に私が鬱で約2年間引きこもりになっていた過去に、うしろめたさを感じまくっていてたとします。
(実際は引け目を感じていないから、こうやって話せるのですがw)
そんなとき、友人に「大阪のおすすめの場所、教えて~」と聞かれました。
引かれることを恐れながら、こんな会話が繰り広げられたら?
私「実は大阪あんまり知らなくて…」
友人「そうなの?大阪出身でしょ?」
私「うん‥‥」
友人「あまり遊びに行ったりしない 派?」
私「そんなことはないんだけど…」
私「実はほとんど外に出てなかったんだよね。大阪帰ってきて2年くらい。精神的にまいっちゃって…。だから、あんまり知らなくて・・・。ごめんね」
なんて、しりすぼみの声で打ち明けたら?
きっと多くの人は「あ、触れちゃいけない話題だったかも…」と思うんじゃないでしょうか?
「あ、そっか。大変だったんだね…」の後に続くのは「・・・・・・・」だったりするのではと。
人によっては「あ、病んでるタイプの子かも」とレッテルを張って警戒する人もいるでしょうし、単純に「大変な時期だったんだね」と思いやってくれる人も いるでしょう。
でも、実際今なら「大阪のおすすめの場所、教えて~」と言われたら?
「いやそれがね、全然知らんねんなw。大阪帰ってきてちょっとした引きこもりみたいなった時期あってさ(笑)( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。一緒に探す?食を楽しみたい派?何を楽しみたい派?」なんて、あっけらかんと打ち明けたりしています。
*打ち明けるほどのことでもないんですがw。
そうすると、一瞬ひるむような顔をする人もいるんですが、それでもその後「あ、そうなん?大変やったね(笑)。そうやな、食だな~」なんて話が盛り上がることが多いんです。
「引きこもっていた経験」に、引け目がほぼ ほぼゼロに等しいのです。
「人間いろんな時期があるのだから、まあそんな時期もあるよね」と。
「だから、まあ別に隠すことでもないし、だからと言って積極的に言うことでもない。普通の事でしょ?」そんなスタンスです。
このスタンスが、その後の展開を決めていたりする。
実際、この姿勢がきっかけで私を気に入ってくれた女性もいるほどです。
■Q.あまり知らない状態の告白。「今後可能性ありますかね?」
そこに「引け目」や「うしろめたさ」があるかどうかの度合い(=スタンス)で、結果も大きく変わってくるように思います。
ナンパだってそう。
実際私も、堂々と好意を出してくる人に惹かれることがほとんどでした。
というか、それが全部でした。(相手からアプローチされ惚れたときは)
レズビアン向けに発信していたとき、オフ会を開くと発信者だからまあ大人気なわけです。
そんな中、1人だけ堂々と全くひるむことなくLINEを聞いてきて、食事に誘ってきて、当時収録していた音源に「良かったらBGMつけよっか」なんて言ってきた人がいました。
女性っぽいというより、いつもパンツスタイルの中性的な人でした。
私はその人にどんどん惹かれていき、最終的に交際に至りました。
■「引け目」や「うしろめた さ」があると、その言動の魅力が半減…いや1/10になるのでは?
告白だって同じです。
たとえあまり知らない状態であっても、それをすることに引け目を感じず、でも相手を驚かせることへの配慮は忘れず。
堂々と。
そんな態度で来られたら(数は少なくとも)心が動く女性はいるはずです。
私だってそんな態度で来られたら、好みじゃなくても、それが女でなくても、心が揺れることだってあるでしょう。
その証拠に、「レズビアンなんだよね」と打ち明けた直後「俺が戻してやる」とめっちゃ目を輝かせて純粋に言ってくれた過去1人だけ男性がいたんですね。
本気で心が 揺れました。
「え?この人と一緒にいたら何かいい未来があるのかも?」と。
あとは、その時の状況次第です。(←これは、告白される側のその時の状況ですね。好きな人がいるいない云々などなど)
■今回のまとめ:私が相談者さんになにかを伝えるとしたら?
多くの女性は、引きはしませんがきっと驚くと思うってこと。
その驚いた顔を「引かれた」と思うこともあるでしょう。
また、私の考えとして「告白は、一種の確認作業」というものがあります。
「私たち、これから一緒にもっと時間を共有しようね」の確認というのでしょうか。
だか ら、あくまでも告白は「2人が同じ未来を見ている」と分かるときにのみに行います。
より具体的に言うなら、初エッチのあとだったり、エッチする直前だったりです。
お近づきになる方法として、告白を使わないってことですね。
その代わり、好意を匂わす言動は、知り合い程度の人でも、引かれることを恐れずどんどん出していくことが多いです。
お近づきになる方法として、告白よりも他のアプローチ法を多用しており、告白という手段はほとんど使っていないって事です。
でもだからと言って、あまり知らない女性に告白することを止めるなんて発想も今はあり ません。
それをすることに引け目を感じず、でも相手を驚かせることへの配慮は忘れず。
堂々と。
こんな気持ちで熱く想いを伝えれば、女性の気持ちが動くことだってあるのですから。
人は「まだ何者か分からないもの」を怖がる傾向があります。
だから、成功率は低いかもです。
それでも、熱い気持ちを打ち明ける告白は、一人の女性として「ロマンティックだな~」なんて思ったりしますけどねw。
あとは、あなた自身がどうしたいかです。
自分を偽らず、心の声に耳を傾けてください。
成功率とか失敗したくない云々とか、そうい う不安・懸念・恐怖から来ているだろうアイデアは一旦一切忘れて。
「Q.あなたなら、どうされたら気持ちが熱くなるか?」です。
ここが一番大事なんじゃないかと最近はよく思います。
■以前の私なら、成功率を意識して「すぐに告白しない方がいい」とアドバイスしていました。
でもこれって、私の美学なんですよね。
「私という女」は、その方が嬉しいんです。
初エッチのあとなど、まったりしたピロートーク中に「付き合おっか^^」「いいかもw」なんて笑い合う。
私はここに「ステキな時間」を感じます(笑)。
■もちろん「待 てるように」なった方がメリットも多いでしょう。
でもこと告白に関しては、見方を変えるなら「知り合ってすぐに紳士に真剣に熱く告白できる」人は相当少ないわけで。
みんな、そんなことはほぼほぼしない。
だからこそ、そこに何の下心もなく純粋な告白なのなら、それはその人の絶大なる魅力になったりする。
そんな話、先日の倉園佳三さんとのセミナーでもありましたね。
これが、偽らないことで相性抜群の相手を引き寄せる磁力になるということなのでしょう。
■迷ったときは「あなたなら、どうされたら気持ちが熱くなるか?」を考えてみてください。
そこで出た答えが、不安・懸念・恐怖から出たもので無いなら?
自身の「想いの伝え方」の美学を貫くべきだと感じます。
そして、もしそれを実行して失敗したのなら?
その時点ではじめて「待つべきときも必要なんだ、恋愛では」と学べ、本当の意味で腹落ちするんです。
本当の意味で「待てる男」になっていく。
ここで、私の美学や統計からくる意見に無理やりのっかっても、結局やらされてる感が出て、あまりいい方向に進まないのでは?
そんな風に思います。
もちろん、今回話した伊藤彩の「想いの伝え方」に共鳴する部分があるのなら、それ を採用すればいい。
もともと、あなたの中にあった美学なのですから。
告白のスタイルは、もはや美学に近いものがあるのかなと思う今日この頃です^^。