女は気を引こうとして男の視界に入るものか?
本コンテンツの内容は、こんなものである。
- 女は気を引こうとして男の視界に入るものか?
- 最も現実的な脈ありジャッジ法
- 漠然とした不安を消す、具体策
本コンテンツは、以下の人を対象に書かれている。
- 女性の態度に一喜一憂してしまう男性
- 現実的に役立つ、脈ありジャッジ法を知りたい男性
- 漠然とした不安を消し、ぐいぐいアプローチしたい男性
今回は、Q&Aサイト「OK WAVE」よりこんなテーマを引っ張ってきた。
女性は好意を持っている男性が近くにいるときに、ワザと近くをウロウロして男性の視界に入ろうとすることはありますか?
結論から伝えよう。女でも男でも、誰でも、好意を持ってる人が近くにいると、わざと近づき、ウロウロしてしまうことがある。私だってそうだ。その相手と話したいが、話しかけるタイミングが掴めないとき、そのチャンスを見計らいたくて、結果的にウロウロしてしまうことがある。
この質問をしている時点で「女を異物と扱っている」ことに気づこう。ここで言う異物とは、自分と違う生き物のこと。異物に対して、人は共感できない。感情移入ができないのだ。
「感情移入ができないもの=怖いもの」として、捉えてしまうことが、本当に多い。たとえば、リンゴを切るように、キャベツを切るように、人間を切り刻む人がいる。赤ちゃんを殺すことに快感を覚える人だって、この世には存在するかもしれない。
この人種を人は「サイコパス」と呼ぶ。人は、サイコパスに感情移入ができない。だから、余計に怖さを覚えるのである。そこに「なるほど、自分も同じ状況だったら、同じことをしてしまうかも」という感情移入があれば、その怖さは軽減しやすいのだ。
だから、女を異物と扱った時点で、モテ期からは、かけ離れていると認識した方がいい。今回の相談者さんの質問は、その類の質問に感じる。この手の行動は、女の男も関係ないのだ。ゲイでもレズビアンでも、ノンバイナリーでも、同じようにすることもあるし、しないこともある。ただ、それだけなのである。
「女だけが特に」、気を引こうとして、相手の視界に入るわけではない。「男だけが特に」、気を引こうとして、相手の視界に入るわけではない。
また、この相談者さんが本当に聞きたいことは、こうだ。
僕の視界に、いつも入ってくる女性がいるんです。その子、僕に気があるんですかね?
もしくは、こうかもしれない。
俺の好きなコが、いつもある男の周りをウロウロしてるんですよ。やっぱり、アイツに気があるんですかね?
要するに、特定の女性の心のうちを探りたいのである。
なぜ、好きな女の脈ありジャッジをしたくなるのか?
その理由は、簡単である。不安を解消したいからだ。
仮に「僕の視界に、いつも入ってくる女性がいるんです。その子、僕に気があるんですかね?」という質問を持つ男性なら?「もし脈ありなら、デートに誘おうと思うんだけど、脈なしなら誘わないでおこうと思うんですよね。勘違いして、恥をかきたくないし、無駄に凹みたくないから」という不安を抱えているだろう。
最も現実的に役立つ、脈ありジャッジ法
今よりもひとつ、関係を進展させようと、チャレンジすることだ。
どういうことか?たとえば、まだ雑談したことがない同僚女性が相手なら?いつもより、話しかける回数を増やしてみるのだ。たとえば、まだ社内でしか会ったことのない仲のいい同僚女性が相手なら?雑談中「今度遊びに行こうよ」と誘ってみるのだ。
誘いについては、仮の誘いでもいい。
仮の誘いとは?
たとえば、雑談でキャンプの話になったら「そのうち、みんなで行けるとオモロイかもね」と、誘うようで誘わない誘いや提案を口にするのである。これなら、実際に、YESかNOの選択を迫っていないから、いきなり誘って断られるという危険を冒さずに済む。
さらに、女性の反応も多少なりとも、脈ありジャッジの材料(参考程度)に、なるだろう。もし「面白そうだね!行こう行こう!」となれば、みんなで行けばいい。その段取りを進めればいい。一緒に幹事をしてもいい。
会社などの公共の場が出会いの場合、いきなり、2人っきりの食事に誘えないこともあるだろう。そういうときは、複数の集まりに誘えばいい。一緒に企画してもいい。
もしあなたが、より正確に脈ありジャッジを見極めたいと願うなら、今よりもひとつ、関係を進展させようと、チャレンジしてみることだ。これが、最も現実的で、役立つ脈ありジャッジ法だ。
でも、恋愛に悩む人の多くは、この方法をシビアだと感じ、避けようとする。傷つかずに、相手の心のうちを判断したいと、切に願っているのだ。それが憶測を呼び、その憶測がまた憶測を呼び、結局関係がこじれる。小悪魔女子に振り回されるなんてことは、本当によくある話だ。(誘わずじまいなんてことも、よくあるだろう)
よくいろいろな脈ありジャッジ法が、ネットで紹介されている。
- 女性からの質問が多いと脈あり
- 質問返しが少ないと脈なし
- などなど
断言する。こういうのは、さほどあてにならない。結果論だからだ。
その場面になり「あの子、あまり質問してこなかったな~」なんて思っていても、実際は、たとえば「お腹が痛くて、それどころじゃなかった」「妙に緊張していた」「たまたま、話題が盛り上がるものじゃなかった」「他に心配事があった」「実は、もともと会話下手だった」なんてことも、実際にあるからだ。
言い出すとキリがないほど、それを覆(くつがえ)す材料が出てくるのだ。それでも「僕は、脈ありジャッジができる」と断言する男性がたまにいる。これはね、肌感覚で、判断しているに過ぎない。
肌感覚とは、こんなものだ。
- 言語化できない空気感
- 微妙な表情の変化
- 微妙な声のトーンの変化
- それまでの経緯
- などなど
こういうものを文章化することは、非常に難しい。だから、ネット上の脈ありジャッジ項目に、この手の項目は記載されない。その結果、分かりやすいものだけが、羅列されることとなる。
だから、結局、ネット上の脈ありジャッジ項目は、正直あてにならないのだ。
それよりも、あなた自身が、実際に何かしら関係を進展させるチャレンジをしてみることだ。「僕はあなたともっと仲良くなりたい」という意思表示をコミュニケーションに混ぜることで、相手は何かしらの反応を返すものである。
その反応は、分かりにくい場合も、分かりやすい場合もあるだろう。そんなものは、シュチエーションや関係性、相手の性格による。大事なことは、あなたが「相手とより関わりたい意思を示す」ことだ。そうやって、男と女の関係は、何かしらの発展をしていくようにできているのだ。これが、自然の摂理なのである。
リスクを恐れていては、モテ期など一生来ない
モテる男は、全員リスクを承知している。「僕は、負け試合はしない」と豪語する男性でも、必ずアクションを起こすときは、リスクを承知しているものである。それが限りなくゼロに近いものであっても。
断られるかもしれない、びっくりさせるかもしれない、そのリスクを承知の上で、話しかけたり、誘ったり、関係を進展させようとチャレンジしているのである。そして、その拒否されるリスク、断られるリスクを最大限減らそうとして、多くの男性がこういうちょっとした工夫をするのだ。
- 最初は雑談から入ろう
- 最初は敬語で入ろうかな
- 笑い話ができるようになってから誘おうかな
- 共通の友達に協力して貰おうかな
- など
先程話した「仮の誘い」も、リスクを減らすひとつの方法と言えるだろう。
ただ、そんなに怖がる必要はない。こちらが酷く傷つくような断り方をしてくる女性は、ほとんどいない。だいたいの女性は、相手を傷つけまいと、優しく丁寧に断るものである。たまに、雑に断ってくる女性もいるが、だいたいの女性は、あなたの人間性を否定してくるわけではない。
断りにくくて、無視する程度だ。ぶっちゃけ、本人が同じことをされたら、同じように傷つくのに、他人にはそれをしてしまう。そして、似た感情になったとき「あの時の雑な断り方、悪かったな…」なんて、人知れず反省するのである。人とは、そんなものなのだ。
たとえば、誘うことをひとつを取ってみよう。私が思うに、リスクを恐れるあまり、誘えなくなる男性は、このような発展のさせ方になっているのだ。
- 誘いに重々しさがある
- 「この人との食事にOKしたら、勘違いさせてしまいそう」と思われている
- 過度の期待(イリュージョン)を抱き過ぎている
だから、リスクが恐ろしくなるのだ。「それが失敗したら、僕の人生お先真っ暗」とすら、思っているようだ。「それが失敗したら、僕は一生一人で、一畳間の部屋で孤独死するんだ」と思っているようだ。
ここからの話を、よく覚えていて欲しい。
万が一、ダメでもなんとかなるもの
この考え方は、必要以上に不安になっているとき、思い出してほしい。そのために、メモしておくことも良いだろう。たとえば、あなたが婚活をしているとする。50を目の前にして「もう、遅すぎるかもしれない」と自分への自信がなくなっている。
そんなとき、いい感じの女性と出逢った。相手も、こちらに興味があるようだ。だから、あなたは、もっと2人の関係を進展させたいと思った。「でも、食事に誘えない」「手を繋ぐ勇気がない」など、何かしらを躊躇しているとしよう。
そんな時こそ、思い出してほしい。「万が一、ダメだったとしてもなんとかなるもの」なのだと。手を繋げなかったからといって、殺されるわけじゃない。万が一、その女性とダメになっても、あなたがしくじったとしても、殺されるわけじゃない。
大勢の人に、タコ殴りにされるわけじゃない。一生部屋に閉じ込められ、誰とも出会えないわけじゃない。人によっては「これからも、ずっと一人で生きていくくらいなら、死んだ方がましだ」なんて過激なことを思う人もいるかもしれない。
でもね、そんなことを思っていたとしても、意外とね、3カ月後、3年後、10年後には、ケラケラ笑い、楽しい人生を送っていたり、その数年後にひょっこり別の女性と出逢ったりするものなのである。
それが人生だ。
なんとかなってしまうものなのだ。だから、必要以上に「先取り不安」を恐れないで欲しい。
また、これについても解説しておこう。
- 誘いに重々しさがある
- 「この人との食事にOKしたら、勘違いさせてしまいそう」と思われている
ほとんどの女性は、食事なら誰とでも行く。誰とでも行くというと語弊があるがw。「楽しそうで、時間が合えば、食事くらいなら、行きますよ〜」というスタンスの女性がほとんどだ。あくまでも、食事程度なのだ。
食事を軽いスタンスとして捉えている相手に対して、一心発起のマインドで食事に誘うことは、気持ちの温度差を感じさせ、相手が及び腰になってしまうことも、十分にあるのだ。それはまるで、あったかい湯船かと思いきや、水風呂だったときの驚きと同じ。びっくりするのである。
よく「サクッと誘えばいい」という話がある。ただね、なかなか誘えない男性は、この「サクっと」がどうしてもできないと思い込んでいる。
- なぜ、自分は、軽く誘えないのか?
- なぜ、自分は、こんなにも断られることに不安があるのか?
この辺りを明確に掘り下げた方がいい。でないと、いつまでたってもサクッと誘うことができないままを続ける羽目になる。もちろん、そこが長所にもなり得る。真面目で一途な男として、不器用なところに魅力を感じる女性も存在する。
だから、私はサクッと誘えないところが、短所だとは一切思わない。そういう女性に出逢ったのなら、とてもラッキーだ。がんばって関係を深めた方がいい。相性がいいのだから。ただ、そんなラッキーが頻繁に訪れないこともあるだろう。
そうなると、サクッと誘えないことは「選択肢の幅を狭める要素」となってしまうのだ。
恋愛は、破局リスクの高い「お試し期間」
このことを忘れないで欲しい。ほとんどの男女が、恋愛には「お試し期間がある」と考えている。というか「結婚するためのお試し期間」と考えている人もいるだろう。ここでいうお試し期間とは、交際や結婚など、本気になるまでの時間のようなもの。お互いに相手を知る必要があるからだ。相性を確かめるために。
お試し期間があるということは?もうお分かりだろう。お試し期間中に「やっぱり、やめます」となることも、あなた自身あるだろうし、当然、相手も同じように、気持ちを変える権利がある。
「違った」と思った人からすれば「お試し期間中なのだから、まだ好きになったわけじゃないし。気持ちを変えるとは、違うよね」といった心境に近い人だっているだろう。
初対面、初回デート、人によっては複数回のデート、人によっては、婚姻届けに判を押すまでが、お試しなのである。さらに言うなら、結婚しても、人と人は、別の道を歩むことだって、可能性として多分にあるのだ。
だから、お試しにサクッと誘えないのは、やっぱり「選択肢の幅が狭くなるだろうな」と思うからこそ「不安を手放して、サクッと誘えるようになって欲しい」と思わずにはいられない。
そのために、今日は最後に「不安の消し方」を一つ紹介しておこう。
どうしようもない不安の消し方
なかなか消えない不安は、だいたいの場合「漠然とした不安」だったりする。そんなときは、以下のステップを試して欲しい。
*この不安解消法は、ASK選書16「先取り不安」より引用しています。
1. 不安の正体を知る
下の質問を紙に書き、ひとつずつ思いつくことを書いてみよう。
書くことに間違いはない。思いつくことを書き出し、頭の混乱を整理してみよう。
Q.何がこころに引っかかっているのか?
- Q.目の前にどんな問題があるのか?
- Q.どんなことが起きるのを恐れているのか?
- Q.それはどれくらい現実的な恐れか?
- Q.たまたま嫌なことが続いたから、悲観的になっているだけか?
- Q.疲れているから、小さなことに過敏になっているだけか?
2. 不安を小分けにする
こちらも、下の質問を紙に書き、ひとつずつ思いつくことを書いてみよう。
- Q.その中で、そのうち自分でどうにか対処できそうなものは?
- Q.もっと調べてみる方が良さそうなことは?
- Q.誰かの力を借りれば解決できることは?
- Q.実際にやってみなければ、分からないものは?
こうやって書き出すと、意外と不安の数が減ったり、不安の大きさが小さくなったような気になるものである。ときには「妄想し過ぎていた」と気づくこともあれば「行動が足りなかった」と気づくこともある。
最も大きな問題が解決しなくとも、不安の数が減ることで、気が楽になることも、大いにあるのだから。ぜひこの不安解消のステップを活用してほしい。
これは、感情的になっている自分を平常心に戻す方法でもあるのだから。
今もし、あなたが何かしらの悩みを抱えているなら?その不安の正体に、気づいているだろうか?その不安を小分けにすることにチャレンジしましたか?
もし答えが「NO」なら、今すぐやってみてください。
こうやって何度も不安と向き合っていくことで、その場で解決することもあれば、数日後に、解決策が直感となって降りてくることも、しばしばある。大事なことは、しっかりと時間をとって向き合うことだ。
厄介な不安とは、たいていひとつでなく、いろいろな事柄や感情が絡み合って「漠然とした不安」に姿をけているものだから、解決に時間がかかることもあるのだ。
だが、今向き合えば、どんなに長くとも1〜2年のうちに、解決するものである。私の実体験として「不安が消えた!」という実感を5回6回と繰り返す。根強い不安はそうやって消していくものだ。
今やり始めれば、来年には大きな手応えを掴める。不安を手放し、積極的に動き出したいならのなら、今やり始めることだ。