【QA→R】見解編：共感すれば惚れられるは嘘だろ？

見解編：共感すれば惚れられるは嘘だろ？

こんにちは。彩です。さて今日は恋愛相談回答人シリーズ【QA→R】の答え合わせならぬ「見解合わせ」です。記念すべき第1回目のテーマは、こちらでしたね。

●「共感すれば惚れられる」は嘘だろ？

もう一度相談文を紹介しておきましょう。

さて、思い出してきましたか？私からクイズも出していましたね。この2つの問いかけでした。

今回は、私の見解を話したあとにクイズに対する私なりの見解（答え）も話していきますね。まず今回の相談者さん。負のループにハマっちゃってると感じました。

なぜなら、

こんな感じで、自分以外を責める→自分を責める。この終わりのないループにハマっているように感じたんです。まず、この相談者さんの「勘違い」を紐解いていきましょう。

女性は追いかけるなと様々な恋愛コンサルタントは言う。相手が興味がないのに追いかけるのは、タブーで徐々に距離を詰めることが大事らしい。だから、相手の話を聞き、共感しろと言う。でも、これらを聞いていて成功するのは結局イケメン！

この部分ですね。相談者さんのおっしゃる通り、共感しただけで惚れられることはあまりありません。でも「共鳴されれば」、好きになっちゃうことは多いんです。うーん、もっと言葉を変えるなら、女性が「私がしんどいとき親身になって聞いてくれて、それがすっごく優しくて、“こんな人が彼氏だったらな”って思ったんです」

なんてホの字になってるときは、

• 味方が欲しい
• 応援してほしい

こう思ってるときもあるってことです。ただただ「その気持ち、わかるわ〜」と言葉で理解を示されただけでは、惚れたりはしない。

• やっと味方ができた気がする
• やっと応援してくれる人ができた気がする

↓

• 心からホッとできた

こんなときに惚れるのです。

ちょくちょく「なぜ共感されただけで惚れるのか？女心がまったく理 解できない」という男性の声を見かけます。男性が理解している共感とは「相手の考え、主張に、全くそうだと感ずること」のことが多いように感じます。でも、女性の理解している共感、、、というより、

女性の求めている共感とは、

• 味方が欲しい
• 応援してほしい
  • =理解されたい

ただただ、これだけのように思えてなりません。

私の大事な女友達で、胸が小さいことに強烈なコンプレックスを持ってる子がいました。顔は、誰が見ても美人だと思います。でも、いろいろな引け目を抱えて生きてきたのか、「ほんと、美人だよね〜」と、私の心の声が漏れちゃったときでも（本気で褒められても）「男顔だから…」と自己否定に入るんですね。

謙遜の域を超えているのは、他人の私でも気づくほどです。胸についても、私のおっぱいを見て「そんな風になりたい」と言ってきます。この子をこんな気持ちにさせ続けるなんて「いったい何があったんだろう？」と考えずにはいられないほどです。

私は、BorCカップくらいの日本人の平均 です。「綺麗な胸だね」と褒めて貰えることもちょくちょくあります。相手の子はおそらくAカップくらいでしょう。だから、私が胸が小さいことに、心の底から同じ気持ちになることは、おそらくできないでしょう。

分からないけれど、その子の味わったかもしれない惨めな気持ち、心底羨む気持ちを私は味わっていないのですから。最初は、その子に「きれいな胸だな〜いいな〜」と言われる度に、「ありがと＾＾〇〇ちゃんの胸も綺麗だよ」と褒めていたのですが、その度に無言で苦笑いされていました。

「ああ、なるほど。こちらが本気で褒めていることでも、相手に不安や恐れがあると、言葉では伝わらないんだな」と思い知らされました。そんなとき「私、豊胸したいんだよね〜。でも怖いんだよね～」と、ふと相手が本音（？）を漏らしたのです。

それを言われたとき、私は思わず「そんなことしなくても、全然綺麗だよ。今でも十分に色っぽいよ」と良かれと思って、相手を褒めたんですね。本当にそう思っていましたし。

でも、その子は、また無言で苦笑いして話題が変わっていきました。再度、私は思い知らされました。「ああ、言葉では伝わらないって、、、このことか」と。

そして、また別の日、布団の中で寝ようとしたとき、ふと思ったんですよね。「応援してほしいだけだったのかも」「味方が欲しいだけだったのかも」と。それイコール、多くの女性の心を熱くさせる「惚れる共感」のひとつなのだろうと。

先日、同じ女性が、再度「私、豊胸したいんだよね〜。でも怖いんだよね〜」と漏らしてきました。本当に豊胸に興味があるんだなと、感じました。私の口からは自然と、こんな言葉が出てきました。

想像してください。あなたの大事な大事な彼女、奥さん、好きな女性が自分の身体にコンプレックスを強烈に持っています。でも「豊胸なんて…」と引け目も強く感じています。

だいたいのケース「実は、このおっぱい、豊胸なの」と打ち明けたら男性は「ニセモノかよ 」とがっかりするんじゃないか。そう予想するのでしょうから。私も最初豊胸の話を聞いたとき「“そんなこと”はしなくても、彼女の魅力で十分だ」と思っちゃいましたし、そういう言動が出ちゃってました。

おそらく私にとって、この子は、一生関わっていきたい大事にしたい友人になっていたからこそ、なおのこと「“そんなこと”はしなくてももっと自分に自信を持ってほしい」と思っちゃったのでしょう。

これが、もしテレビに出てくる小さな胸に悩む女性の 話なら、「いいじゃんね？豊胸しても〜」なんて軽く捉えていたでしょうから。

でも、言葉では、私の中にある彼女を想う気持ちが全く伝わらず、むしろすれ違っていることに何度も気づかされ「応援してみよう」と思うようになったのです。

「周りの人全員が、彼女のやりたいことに反対しても、私は味方でいるくらいが、ちょうどいいかも」と思うようになったんですね。で、ぽろっと「やってみなよ＾＾」こんな言葉が口をついて出ていました。

もちろん本音の本音は「いまの身体に自信を持ってほしい」というのが、本心です。だって、彼女は婚活をしていますから「豊胸する＝最初から相手に隠し事をする」ってことになります。

隠し事があればあるほどそれが巨大であればあるほど、人間関係は、必ずと言っていいほど、うまくいきません。自滅しやすい。相当に。だから、そんな状態に、わざわざなってほしくないってのが、私の本音です。

でも、それは私の主張・意見であり、彼女が味わってきたであろう

• 不甲斐なさ
• みじめな気持ち
• 自責の念
• 情けなさ
• 自分 で自分に泣ける感じ
• 自分を蔑んだり、見下した相手への怒り、憤り

などは、私は想像することしかできない。（この羅列項目も、想像でしかないですが）

だから、

• 彼女の考え、主張、気持ちに、全くそうだと、寸分たがわず同じ気持ちになること

はできないけれど、でも、私自身も、別のことで

• 不甲斐なさ
• みじめな気持ち
• 自責の念
• 情けなさ
• 自分 で自分に泣ける感じ
• 自分を蔑んだり、見下した相手への怒り、憤り

こんな感情を抱えたことはあるんです。だから、気持ちが心底分かるとは言えないけど、

• 彼女の考え、主張、気持ちに、全くそうだと、寸分たがわず同じ気持ちになること

もできないけど、でも、私にできる事と言えば

• 応援すること、味方でいること、理解しようとする姿勢を示すこと

しかないなと思ったのです。大事なその人のために。それ以来、彼女の態度は変わりました。いや私の中での大きな心境の変化だったので、彼女の態度が変わったように感じただけかもしれません。

でも、彼女が豊胸しようがしまいが

• 全力で相手のやることすべてを肯定できるな

と確信が持てましたから「きっといい関係を築いていけるだろう。どんな関係性になろうとも」と感じています。もちろん「もっと、こうした方が良くなるのでは？」なんて提案も気軽にできるような関係になっていくでしょう。

「胸のことに触れちゃいけない」そんな腫れ物にさわるような距離感はスーッと消え始めてたことだけは、確かなように感じます。

私の考える共感で惚れる理由のひとつは、癒しです。本気の共感をされたとき、人は圧倒的に癒されるのです。唯一無二の味方、応援してくれる人（圧倒的な理解者）ができたとき、その魔法が起こるのです。

そして、そんな時間と空間を作り出してくれる相手に対して「かけがいのなさ」を感じることは、必然です。かけがいのなさ＝他に代わりとなるものがない、とても大切なもの、人です。

だから、合コンやデートで「うんうん」と否定せずに女性の話を「誠実に丁寧に謙虚に」聞き続けても、それは「惚れる」とは、少し離れたところにあるもののように感じる人が多いのでしょ。

まあ、とは言え、話しやすい人という印象は持たれるでしょうね。これは、惚れるとは、別物のちょっとした共感程度なのでしょう。

惚れるほどの共感とは、これまで自分を含めた家族や他人に否定され続けてきた「女性自身のなにか」を「肯定してあげること」が、そのひとつなのでしょう。

肯定とは、理解しようとする姿勢を持つことで、味方になる。応援する「心から」。このことなのでしょう。味方というベースがありつつ、意見はしても、否定はしない。こんな感じが「惚れるほどの共感」のひとつなのだろうと感じています。

RISEのコンテンツで、共感とは「する」のではなく「相手になる」ことだ。と話したことがあります。私自身は、胸が小さいことの辛さを味わうことはできません。

でも、それに限りなく近い感情は、いやというほど感じて生きてきました。そこだけは、彼女の気持ちに「なる」ことができる。そして「なる」ことができれば不思議と

• 味方になりたい
• 応援したい

という気持ちになってくる。

たとえ、ググると出てくる共感の定義である「全くそうだと感ずること。」の「全くそうだ」と思えなくても、彼女の気持ちに「なった」とき自分の主張を封じ込めてでも、

• 応援したい

と思えるようになってくるから不思議です。

今の私の見解は（今回の相談者さんの文面に答えるなら）「共感の捉え方」をおそらく間違えているので、そこを軌道修正してみるといいんじゃないかと感じます。

「惚れちゃう共感」というのは、

• 唯一無二の「味方ができた」と思える居心地の良さ
• 「応援してくれる人ができた」と思え「この人のために頑張りたい」と思える。そんな居心地の良さ

を相手が感じることですから。それ以外は、共感と呼ばず、ほんの「相槌」レベル。もしくはほんの「同意」レベルだと思いますね。

だから、そもそも「惚れちゃう共感」なんて、なかなか行う機会も、そのチャンスもないんですよね。ちょっと深い話をしたときに「本気の共感」をするか否かの場面に出くわすくらいですから。

恋愛コンサルタントが彼に伝えた「相手の話を聞き、共感しろ」を平たく言うなら、相手が心をゆるしていないのに

• むやみやたらに否定するな
• 話の腰を折るな

まだ、2人の心の距離感が遠いなら、お互いを知り合うために、

• 相手の話にしっかり耳を傾ける必要があるよ
• 相手の話を聞き「この人、私の気持ち分かってくれる人だな」って認識されると、人は心をゆるしやすいから、その後進展しやすいよ。会話が盛り上がりやすいよ。

ってことだと思うのですが、あなたは、どう思います？

ちなみに、RISEメンバーのゆっきーは、こんな見解を送ってくれました。

• ストーリーテリング
• NO消し

両方ともコミュ ニケーションでは、とても大事なトーク手法ですよね。

特に自分のエピソードをストーリーテリングで、感情表現を豊かに語れる男性は、「私の気持ち分かってくれる人だな」と思われやすいですからね。とても。

トーク手法で最も重要なものと言われたら、私はやっぱり今のところ、ストーリーテリングが最も効果的で最も使用頻度が高く、最もどんな人でも使いやすい手法だなと感じます。

ということで私のクイズ1の見解は、

• 上っ面の共感（相槌や同意レベル）ではなく 「女の心にスーッと沁みこむ共感」が分かっているかどうか
• ストーリーテリング

かなと感じます。「女の心にスーッと沁みこむ共感」は、惚れられる会話シリーズの共感パート音声も是非参考にしてみてくださいね。

次にクイズ2についてです。

大きなこじらせ理由は、

• 効果のない方法を教えた恋愛コンサルタントへの憤り
• 自分を利用した女性への憤り
• クレームをつけてきた女性への憤り

これらをその後に出逢った女性達にぶつけ続けてることだと思います。いわゆる「投影」をしているのです。相談者さんは「悔しかった失敗を羅列すると」という形で、1〜4までの失敗談を書いていましたよね？

読んでみると確かに、

狭い密集したところで周りがうるさくて、ちょっと近づいて話を聞こうとしたら、後日主催者の知り合いに距離が近いとク レーム。俺の反対側で触りまくってたイケメン教師には文句を言った形跡がなく

これなどは、新雑なことをする女性だなと、女の私でも思います。確かに「それは酷いな」「そんなことされたら辛いよね」と思うような事実もけっこうあったのでしょう。ただ、後半の

同じ大学の女多数。共通点が多くて話がはずむはずだが、すぐにスルーする。きっと、この大学では出世しないと分かってるから、大学名で弾かれているだろう

幼稚園教諭D 。合コンで知り合って、LINEも続いて、勇気を出して誘ってみた。「考えさせて」と即答されてから、約束の前日くらいに「好きな人が居るので」と断られる。

結局は気に入った相手には気持ち悪がられるだけ…

この辺りは「完全なる妄想に近いのでは」と感じます。「好きな人が居るのでと断られ」たケースは、おそらく高い確率で「気持ち悪い」と言われたわけではないでしょう。

きっとクレーム女と同じように自分を拒否してきたので、おそ らく「気持ち悪いと思われたのだろう」と妄想したんだと思います。

また、同じ大学だからと言って「共通点が多くて話がはずむ」ことが多いとは、思いません。同じ大学でも、趣味趣向の違いはあるだろうし、たとえ同じ学科でも、会話が弾まないことだってあるでしょう。

また「この大学では、出世しないと分かってるから、大学名で弾」いている女性は、相当少ないように思います。まあぶっちゃけ、大学名で男を選ぶ女性も確かに存在しますが、そういう子の方が例外というかｗ。

もし本当に大学名だけで、男をはじいているのなら、その子の心の底には、何かしら貧乏への強い恐怖や、その大学の他の男になにか相当嫌なことをされたや、家族や友人に対する見栄の気持ちが強いのでしょう。（否定されたくない、見下されたくない＝認めて貰いたい）

また、こちら同様に「共通点が多くて話がはずむはずだが、すぐにスルー」した女性達から、相談者さんのことを「気持ち悪い」と言われたわけではないと思います。

もう出 逢ったあと自分を拒否するように見えた女性全員がクレーム女のような、、、

• 理不尽な奴らに見えちゃってる。投影しちゃってる。

で、新たに出会う女性の前でも卑屈な態度をとってしまい、その卑屈な態度、言動がより女性に「接しにくさ」を感じさせ次に繋がらない。相談者さんは、また「気持ち悪い」と思われたと怒ったり凹んだり。

女性を恨み、自分を恨み、恋愛コンサルタントを恨み、同じことを繰り返す。という スーパー悪循環に陥っているように思います。

まずは、

• これから出逢う女性にクレーム女を投影しないこと

仕草が似ていても、同じように既読スルーしてきても、他の男と楽しそうに合コンで話していてもです。どう考えてもまったく違う性質の女性ですから。1ミリたがわず同じ女性など存在しませんから。

あとは（ここからは想像です）おそらく会話を盛り上げること自体が苦手なのかなと思いました。または、自分語りが苦手なのかなと。

なので、

• 会話が盛り上がるトーク手法
• 人となりが伝わるストーリーテリング
• ノー消し
• 自然体で女性と話せるメンタルハック（ノイズの消し方）

辺りを学ばれると、いい感じに進むように思いますけどね。自虐にはなれど、こんなにも、ご自身の分析や結果を面白おかしく言語化できる表現力があるのですから。

—

彼がここまでこじらせた最も大きな要因は？

「投影」からくる恐怖 ・憤りだと思いますね。

まったく関係ない人にまで、恐怖を感じたりすぐにイラついちゃう。そして、LINEをブロックか非表示みたいな精神状態になっちゃってるってことです。それが「接しにくさ」を作っちゃっているのかなと思いました。

あなたの見解はどんなものでしたか？

さて記念すべき第一回「恋愛相談回答人シリーズ【QA→R】」は、いかがだったでしょうか？私自身は、結構手応えを感じています。あなたは、どうでしたか？感想やフィードバックなど以下メールまでどんどん送ってくださいね。

宛先：info@gmf.bar