見解編:探ったことがバレてしまった。どう言い訳すればいい?
さて今日は、恋愛相談回答人シリーズ【QA→R】見解合わせの日です^^
今週のテーマは、
●好きな人を探ったことがバレてしまった。どう言い訳すればいい?
でしたね。
もう一度相談文を振り返っておきましょう。
——–
好きな人がいて、その彼と繋がりを持ってる女性がわかっていたので、気になって裏アカウントからストーリーを見ていました。
それが彼にバレてしまいました。
なぜバレたかわかったかというと、彼はSNSで配信をしています。
一応配信者なので、わたしが見に行くときでも他人で知らないふりをしています。
わたしのように裏で繋がっている人がいるだろうなと思っていたところ、色々情報を探ってしまい、その女性にたどり着きました。
それから気になって見てしまってたのですが ちょうど昨日、配信でその女性が大きなアイテムを投げました。
そしたらそのタイミングで、あ、そういえば、最近知らないアカウントから見られてるって言ってたけど、それは多分ここにきてる○○さん(わたしのこと)だよ。と言われてしまいました。
配信中だったし急なことで、すごく焦って驚きました。
続けて、たまにこうやって大きいアイテム投げるから、気になって見に行ってたんじゃない?なんでアカウントわかったのか詳細はわからんけど。と言ってました。
女性も、そうなんですか、それならよかったです。というように言ってました。
怖くなってすぐその場で配信を出ました。
その女性のアカウントは2つあって、一つは私と同じ趣味のアカウントともう一つは彼女の裏アカウントも知ってました。
彼女の裏アカウントは、わたしが彼女の存在を知ってから彼がインスタライブをしたとき、似たような名前でアイコンも彼女の顔だったので、アカウントが特定できました。
恐らく、なんで2つのアカウント特定したのか彼も疑問だと思います。
もし正直に話したとしたら、そこまで探ったことが引かれると思います。
彼は女性関係で遊んでいる人なので、わたしの嫉妬心からやってしまったことです、、
配信を通して変なタイミングで言われてしまったのですが、彼が直接わたしに何か言ってきたわけではありません。
ちょうど連絡を返してなかったので、わたしがばれたことに知らんふりをしてれば、何も言ってこないのかな?とも思います。
彼自身もばれたことはまずいと思ってるかもしれないですし、、
ちょうど明日会う約束をしていたのですが、その件に関しては何も触れず、明日のことについて連絡してみるのがいいでしょうか?
もし言われてしまったときに、おすすめに出てきたくらいしか思いつかなくて、、なにかいい言い訳あるでしょうか?
引用元:
——–
今回は、女性からの相談です。
要約すると
「好きな人がいてその人はSNSで配信している。その人と繋がりがあるであろう女性のアカウントを裏アカを作って探っていたら、彼にバレてしまった。
しかも、そのバレ方は、彼が配信中に暴露するようなものだった。ちょうど明日会う約束をしている。どう言い訳するか悩んでいる」
といった相談です。
さて、今週も私からあなたにクイズです。
■QUIZ.1
もしあなたなら、どう対応してあげるでしょう?
本当に目の前にこの女性がいると思って、考えてみてくださいね。
そして、今回も私の見解を紹介していきます。
もし、私が彼女に同じ相談をされたら?
私なら「“悪かったな”という自覚があるなら、素直に“ごめんなさい”をしよう」と伝えると思います。
ただ、これはあくまでも結論です。
もっと正確に言うなら「あなたならどうする?」と聞かれた時だけ「自分に“悪かったな”という自覚があるなら、素直に“ごめんなさい”って言うと思うよ、自分の気持ちも話しながら」と伝えます。
でも、これだけ言っても、あまり相手はすっきりした気持ちにならないことが安易に予想できますよねw。
じゃあ、
■どう回答していけば、女性がスッキリした元気な顔になり「ありがとう」と満面の笑みで帰っていくのか?
結論を伝える前に、なぜ彼女が「彼と繋がりのある“赤の他人の女性”のことを裏アカを作ってまで、探ること」をしちゃったのか?
「こんなことするのやり過ぎだよね…」と思いながらも。
ここを一緒に紐解いていくのです
たとえば、こんな風に質問するでしょう。
一通り相談を聞き終わった後。
「そっか~、やっちゃいけないと分かって、やっちゃった系なんやね?www」
などと、一応確認をしてから「なんで、その女性を探ろうと思ったん?やらん方がいいってなんとなくでも分かってたんやろ?」と、聞くでしょうね。
この辺りの質問をしていると「焼きもちをやいちゃった」「気になって仕方なかった」などが出てくるだろうから「なんで気になって仕方なかったのか?」辺りを掘り下げていきます。
最初は「なんで?」を連呼していることも多いです。
そうすると、いろいろな理由が出てきますが、たとえばこんな理由が出てくるかもしれません。
「もっとかまってほしかった」
「フラれるのが嫌だった」
「ライバル調査したかった」
などなど。
「彼がどんな女と繋がっているかを知って、自分より“下”であることを確認したかった」なんて気持ちも出てくるかもです。
まあ、どんな理由にせろ、彼女側の都合がわんさか出てくるでしょう。
たとえば「取られるのが怖かった」という気持ちから、女性を調べていた場合。
「なんで、取られると思ったん?」なんて質問から掘り下げが始まっていくでしょう。
もちろん、もっと事情を掘り下げていけば「そもそも付き合っていない」のかもしれないし、身体の関係は持ったけれど交際には至っておらず、いいように扱われているだけかもしれない。
もしくは、彼女側が追いかけすぎて、彼の方がちょっと困っているのかもしれない。
その辺りは、詳しく聞いてみないと分かりませんが。
それでもおそらく「取られるのが怖かった」の奥には、何かしらの不安や恐怖が隠れていると思うのです。
そこを一緒に掘り下げていく。
(まあでもこれは、あくまでも友人の会話の延長なので、カウンセリングやガチの相談回答をしているわけではありません)
だから「取られるのが怖かった」でとどめるケースもあると思います。
どこまで掘り下げていいか分からない場合、相手が何を求めているか分からずとんちんかんな事を言っちゃいそうだなと予感がある場合は「どうしたい?とりあえず気持ちを全部吐き出したい?」などと質問します。
*注釈1)相談相手が求める3つのステージも参照くださいね。
■そして「取られるのが怖かった」の感情に、共感します。
共感というのは、たとえば、そうだな。
自分が同じように「取られるのが怖かった」と思った時の気持ちを思い出し「そういう気持ちになると、やっちゃいけないことをやっちゃうときってあるよね」という“気持ち”に同調するのです。
もし、自分ならそうは思わないなと思うのなら「自分でも同じ気持ちになるかもな」と「かも」という表現を使います。
■行動に同調するのではなく、気持ちに同調する(=気持ちに共鳴する)。
よくある男性の意見として「俺は裏アカなんて絶対作らないから、共感なんてできない」って声です。
その気持ちは分かります。
ただ、女性は本人も気づいていないことが多いですが、行動に同調してほしいのではなく「それをやってしまった当時の気持ち」or「今の気持ち」に同調してほしいだけなのです。
*注釈2)ここで言う同調とは?
■そして、気持ちに共鳴されると外材化が働き「味方」ができた気持ちになる
たとえば、私が「そういう気持ちになると、やっちゃいけないことをやっちゃうときってあるよね」と共鳴したとします。
そうすると、「分かってくれる?」「そうなの、仕方なかったんだよ」という話の流れになりやすい。
この場はあくまでも、相談の場。
■■相談の場とは、気持ちを吐き出す場であり、承認される場であり、甘えられる場です。
だから「そうなの、仕方なかったんだよ」という流れになることは、私はとてもいい流れだと捉えています。
(この辺りについては、この後詳しく解説しています)
「やっちゃいけないと分かっていたけど、やっちゃった。でも仕方なかった」ここを心底思えたとき、自責の念がスーッと消えていきます。
自分を責める気持ちが無くなり「やっちゃったことは仕方ない。間違えただけなんだから、気持ち切り替えて次に進んでいこう」という気持ちになれる。
■これが、本当に頻繁に起こっている私達の悩みがスッキリした瞬間です。
■■ここで言う外材化とは?
外材化=問題の原因を「そと」に持って行くと捉えると分かりやすいです。
問題の原因が自分の中にあり、自分自身が悪いと責め続けても何ら解決することはありません。
過去の行動を変えることはできないからです。
自責は、生きていく上で必要ない感情です。
それよりも「問題=ここでいうやらかしちゃったこと」を「ただの間違い」と捉えるのです。
「過去の自分自身を責め続ける」=取り返しがつかない
「ただの間違い」=いかようにでも取り返しがつく
「間違いなら修正すればいい」と捉えることで、自分という「人間性」に関連付けられていた問題が「ただの人間の動き」という問題に切り替わっていきます。
その結果「動き(行動)を間違えたのなら、修正すればいい」と、捉えなおすことができる。
これ=り解決のハードルが軽減されることがあるのです。
■■自己否定感情が強いときに、この外材化という心理技法はとても効果的です。
■共鳴する時は「似た“感情”を抱いた体験」を呼び起こす
たとえば「取られるのが怖い」という感情なら、私の場合こんな体験談がありました。
会社に勤めていた頃、自分のポジションを後から入ってきた部下に取られるかもしれない。そんな状況があったんです。
私は、嫌で嫌でたまりませんでした。
「取られたくない」「自分の居場所がなくなる」と思い、非常に焦ったことを覚えています。
「この人がいなくなれば、もっと仕事がスムーズに進むのに」
「なぜ彼女ばかり上司は評価するのか?」
「まあ私より優れた部分もあるかもしれないけど、私だって負けてないよね?」
なんて思っていたことを覚えています。
■■一番怖かったことは「自分が築き上げてきた居場所がなくなる」ってことでした。
せっかく居心地のいい自分の場所ができたのに、それを脅かす相手が出てきた。
となると、その相手に「妙なライバル心」や「必要以上の脅威」を感じていきます。
人って本当にオモシロい生き物です。
プロレスでも「一度こいつは強い」と思い込んでしまうと、驚異的に強いと感じてしまう現象がありますよね?
■進撃の巨人に出てくる巨人は「デカい」=「強い」という構図が出来上がっています
必要以上に「脅威」を感じ、震えあがってしまう。
敵対心を抱く。
これは、恋愛の未知なるライバルに対しても、同じ感情になることが多いでしょう。
「彼女は、私よりもとびっきり魅力的で、とびっきりエッチが上手くて、とびっきり彼に本命扱いされているのでは?」と予想してしまいがちです。
かくゆう私も部下に同じことを感じていました。
私の場合は、かなりネガティブな方に。
「あの子は、私のポジションを取ろうとじりじり裏で画策してるんじゃないか?私のことを裏で馬鹿にしてるんじゃないか?上司と一緒に笑ってるんじゃないか?」
と、心で中で部下を大大大悪党に仕上げていたんですよね(汗)。
今から考えると、完全に私の頭の中の絵本の世界だったんですがねw。
こうやって妄想が妄想を呼び、完全に悲劇のヒロイン(or悲劇のヒーロー)になっているときは「取られるのが怖い」とうい恐怖が「居場所がなくなる」という恐怖に切り替わります。
居場所イコール、物理的な場所の話ではなく、自分が他者に認められているかの話になってくるので。
■居場所がなくなる恐怖=「自分を認めてくれる人が誰も居なくなる」「居心地のいい場所・力を発揮できる場所から追い出される」ですから
そこから追い出されることは、大変なことなのです。
一大事も一大事。
■■人は誰かの役にたつことで承認欲求を驚異的に満たす傾向があります
だから、力を発揮できる場所って「恐ろしいほど心地が良い場所」なのですよ。
それを奪われるかもしれない恐怖感というのは、やっぱり凄まじいものあがります。
これは、恋愛でも一緒ですよね。
だから、こんなにも驚異的な恐怖心を抱くから「他人に話すと引かれるであろう微妙なことをやらない方がいいことは分かっているのに、やっちゃう」のだと思うのですよ。
■実際はここまで深く語るかは分かりません。
相手が心理や占い等が好きなタイプなら(まあ多くの女性はそういうことが好きですがw)、がっつり心理的なことを自分の体験談や学びを通して伝えると思います。
ここでひとつ注意点があります。
■女性は「知識を求めているわけじゃない」ってことです
「〇〇という著名な人がこういっていたかから…」などのうんちくやエビデンスを語られても「すごいね」とはなりますが、それ以上の感情を抱かないケースが多いです。
これは、なんだろう。
(私の予想に過ぎませんが)おそらく多くの女性は、タイヘキでいう3種4種の傾向を持っているんですね。
*注釈3)タイヘキについて
3種4種とは「感覚的」に物事を理解するタイプのことです。
その場の雰囲気・その人の雰囲気で、今が楽しいかどうか・その人と自分の相性などを判断する。そんな要素かなと感じています。
この要素が強く出ている時期の人に、いくらロジックで伝えてもしても、すっと入ってこないんですよね。
イメージで言うのなら「情報」よりも「絵(イメージ)」で腑に落ちるタイプです。
知識を蓄えることに、そこまで興味がなく、またエビデンス自体も多くの男性ほど重視しない人が多いように思います。
(女性よりも男性の方が、知識欲求が強い・エビデンス重視。こんな傾向があるといった趣旨の内容を株式会社メディプラスの記事が伝えています。
エビデンス云々も確かにオモシロいです。
私も、分析結果を見て次の一手を決め、実験していく。
このオモシロさを知っているので、分かるっちゃ分かります。
でも「結局自分に役立つものはなに?」「自分を納得させてくれるものは?」という現実的な思考になる女性も非常に多いのです。
(女性の方が現実的・男性の方がロマンチストと主張する発信者も多いですよねw。ただ、もちろん全員ではないですよ。多くて半分くらいの割合かなと思います)
イメージ重視の時期にいる女性に、ロジックでとうとうと行動に直結しない知識を解説し始めると、むしろイラっとさせる要素になることもあるのです。
イラっとする理由は、
・「知識差」を感じさせ、相手のコンプレックスをつつく形になっている
・話が長く、要点が見えない
・内容が理解しにくく、つまらないと感じる
などがあげられると思います。
もちろん、それらはあなた自身も他人に感じたことがあるでしょう。
では、どうすればいいか?
■女性が理解できるように「一段降りて話す」感覚ではなく「女性に通ずる言葉」を選べるようになる
ここが、キーポイントになってきます。
どんなときも、上下意識を手放す。
自分が上でも相手が上でもない。
このマインドは非常に重要です。
心の中に1ミリでも上下意識が出た時点で、それは何かしらの形で必ず伝わります。
ここに根拠は必要ないように感じます。
また伝わっていなかったとしても、自分の中には「相手を下(話が通じない)」と見た思考が蓄積されていきますから、必ず他の言動で相手を軽視する言動に繋がっていくんです。
■「相手に通ずる言葉を自分が選べるようになる」とは、たとえ話などがその典型例です
(専門用語と使わない等は、よくある知識なのでここでは省きます)
たとえばです。
さっきの「脅威的イメージを必要以上に持ちすぎるとor既存イメージに惑わされると、相手が飛びぬけて脅威的に見える」という心理的現象。
これ、私に通じやすいジャンルは、仕事や絵を描くこと・旅行だったりするわけです。
「英語を学んでいる時って、必要以上に話せる人が優秀に見えたことない?」とか。
「仕事で尊敬するボスに対して“どうしてこんなことができてしまうのか?”不思議で仕方がないと思ったことない?」とか。
そうやって自分がイメージできる表現で話されると、ストンと落ちる人は本当に多いです。
これは男女問わずです。
■男性の場合「自分に通じる表現では伝えられるが、相手に通ずる表現を使えない。だから相手にも伝わらない」
がよくあります。
これは、男女逆にしても一緒です。
まあ、男女と言うか「情報重視か、イメージ重視か」という表現の方が正確ですね。
どれだけ相手の為に心を込めて話しても、それが相手の心に通じなければ、効力は半減するわけで。
むしろ「この人、知識をひけらかしているだけじゃない?」と思われることすらあるのです。
■相手に通ずる表現を使い、相談したい男になろう
「相談したい相手」=「女性が近寄ってきやすい人」であることは間違いありませんからね。
もちろん「相談したい相手」と思われるだけでは(その相手により)恋愛感情に繋がらないこともあります。それはまた別の話です。
■■ただ「相談され女性が元気になって帰る」←これができる男性は、モテ期に近づきやすい事は確かです
尊敬できる男を求めている。
そんな女性は「納得できる形で答えてくれる男」「今後の人生に指針となる価値観・考えを与えてくれる男」を求めていたりしますからね。
■今回の話をまとめていきましょう
もし私が彼女に同じ相談を持ち掛けられたら?
■①まず「なぜそんなことしちゃったの?」と質問し、心の奥に眠っている恐怖や不安を探しに行く
この前後または同時進行で必ず「その当時の彼女の気持ち」に共感します。
ここでいう共感とは、意見を揃えること・寄せることではなく「共鳴すること」です。
「仮に自分がその子が抱えている恐怖や不安を体験したとして、おそらくとても怖い気持ちになるだろうという、その気持ち」を相手に伝えるのです。
伝え方は、その本人の言葉で「その気持ち」を伝えるべきです。
ちなみに私なら「確かにそんな子が現れたら、取られちゃうかもって思うかもね」など、彼女が口にした言葉(キーワード)を使うことが多いです。
またこの「相手が心の奥で抱えている恐怖や不安」をどこまで掘り下げるかは、2人の関係性や相手の状況・自分の状況や環境にもよります。
①で行うことをざっくり表現するなら「なんでそんなことしちゃったの?という心の動き」を一緒にひも解く感覚です。
また人によっては「一緒に喋っているうちに、何か気づくかもよ(かもしれませんよ)」なんて言葉を添えたりします。
■②「外材化」して「自分を赦してもいいんじゃない?」と提案してみる
心の動きを紐解いていくと、高い確率で「根っこ」が見えてくることが多いです。
今回なら「必要以上に相手に脅威を感じて怖くなり、やっちゃいけないと分かっているのに、それやってバレたら相手が気分を害するって予想できていたのに、やっちゃったのかもね?」というニュアンスのことを伝える。
もしくは、相手が勝手に気付くってことも多いように思います。
「やっちゃったのかもね?」の奥には「それってもはや不可抗力だよね?」というニュアンスが含まれています。
もちろん、確信犯の場合は「彼を傷つけたいと思った」「もう一人の女を追い払いたいと思った」など、いろいろなケースがあるので、上の表現が全てに当てはまるとは言いません。
ただ、その起因となる感情が攻撃的であろうと不安からくる弱弱しいものであろうと、必ずその奥には恐怖心や不安が隠れているんです。
なぜなら、攻撃も含めすべての防御に繋がる言動のもとは、危機回避だからです。
人の防衛本能なんてものは、自制心ではどうにもならないものです。
確かに大勢の人は裏アカを作ろうと思っても「そこまでするのは、ちょっと。。。」と自制できることが多いでしょう。
それは恐怖心の感じ度合にもよります。
これがビジネスで「会社が潰れるどうか」の瀬戸際となったときなら、裏アカを作って他社ライバルを探ることなんてことを行う人はとても多いように思えます。
みんな結局似たようなことを、自分の都合のいいように解釈してやっていたりするものです。
ここで「裏アカを作った彼女(の感情)を受け入れられない」「ちょっと常識が足りないんじゃないか」と赦せない気持ちになってしまう場合は、あなた自身が何かの「正しさ」に囚われているのかもしれません。
まあ「正しさ」に囚われることの是非は、シュチエーションによるため今回は端折りますね。
彼女自身「どのように言い訳したら?」と言っているように「やっちゃいけないことをやっちゃった。なんとかして言い訳して彼に嫌われることを免れたい」と思っているのかなと。
罪悪感を持っている。
「この罪悪感を手放してもいいんじゃない?」と提案するのです。
その提案方法は、ストレートに「もう仕方なくない?」と言葉にして伝えることもあれば、何かの言葉の奥にその気持ちを込めて伝えることもあるように思います。
■③最後に「どうしたらいいと思う?」と聞いてみる
最後は、相手が自力で答えを出せるように促します。
「じゃ、今ならどうしたらいいと思う?」と。
ここは、じっくり待ちましょう。
どうしても「こうした方がいい」と相談を受けた側が結論を先に言いがちなのですが。
これは、彼女の人生であり、彼女に考え迷い・気付く権利があり、そこに他者の声をなるべく入れない方がいい。
その方が気づきが大きいんです。
だから「考え迷う」それはとても良いことだし「早く結論が出せる」からと言って、それが善であるとは限らない。
むしろ世間の風潮である「決断が早いことが善」に流され、後悔する決断を下すくらいなら、迷いに迷った方が良いと思うくらいです。
「今すぐ答えが出ないなら、迷う時期なんじゃない?じっくり考えたらいいんだよ。1日じっくり時間をとってもいいし。最善の答えを導き出せるのは自分しかいないんだから。考える時のコツは、相手の気持ちや状況を妄想で判断しないこと。そこだけ気をつけていれば、きっと最善の答えにたどり着くよ」と。
さらに、相手に「あなたならどうする?」と聞かれた場合のみ「自分に“悪かったな”という自覚があるなら、素直に“ごめんなさい”って言うと思うよ、自分の気持ちも話しながら」と、伝えるでしょうね。
PS.
「恋愛相談回答人シリーズ【QA→R】」では、対話形式で、「モテない思考から抜け出す」きっかけを作っていきます。対話形式とは、本メールを通した「私」と「あなた」の対話です。ドンドン参加してみてください。手応えを掴ん でいただけると思います^^
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- 件名:QA→Rのアウトプット
- 本文:お名前、あなたの見解
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