好きを「大好き」に変える「Reason why」の仕組み3つを図解にしてみた!

好きを「大好き」に変える「Reason why」の仕組み3つを図解にしてみた!

ここでは、Reason whyの仕組みを3つ紹介していきます。

Reason whyの仕組みとは、

なぜ、Reason whyを話すと「好き」が生まれるのか?

についてです。

これについては、最初に「人となりが伝わり、相手に判断材料を渡せるから」このような理由を話していました。

さらに、その理由を深堀りするなら「Reason whyが好きを生む理由」は、3つあります。

その仕組みが、この3つです。

  1. 相手の不安を解消できるから
  2. 未来に希望が持てるから
  3. その結果「いま」が幸福になるから

図にしてみると、こんなイメージです。

ひとつずつ、解説していきましょう。

①相手の不安を解消できるから

たとえば、私が前回パート紹介した「好きなタイプのReason why・具体例」のとき。

「わたしの好きになる子って、みんな本当にいい女なんだよね〜。

まあ、身内褒めみたいになるけど(笑)

みんな、本当カッコいい生き方してると思う。

みんなね、傍から見たら、悩んで苦しんでジタバタしてたりするし、本人もそう自覚してたりするんだけど(笑)。

でもね、ちゃんと自分の足で立とうとしてるし、がんばってるんだよねw

そういう生き方、かっこいいよね。

私も一緒に生きていきたいって思うよね、そういう人は。

すぐ側で応援したいって思うし、一緒にジタバタしたいって思うよねw」

と話していました。

これね、後からとってつけたような「浅い解説」をするとw

「応援したい」ってキーワードに、人は安心感を覚えるんです。

  • 「この人なら自分の味方になってくれるかもしれない」
  • 「しんんどいとき、支えてくれるかもしれない」

と思うからです。

みたいな後付けか解説は、確かにできるんです。

でも「好きが生れるReason why」って、そういうことじゃないんです。

全体の話の内容、流れ、すべての雰囲気なのです。

それらを話している内容、その雰囲気に、人は「その人の人となり」を感じとるのです。

私が、とってつけたように、前回紹介した内容を棒読みで話していたら、それに心が動く人がいないように。

嘘くさいと感じる人が大多数となるように。

話の内容も大事ですが、最も大事なことは、本当にそう思っているかどうか。なのです。

本人の腹の底から出ているかどうか、なのです。

「すぐ側で応援したい」「一緒にジタバタしたいw」こういう言葉が、自然とその会話中、私の中から出てきたのです。

元カノを思い出し、そして、そのうち出逢うであろう誰かを想像したときに。

心の底から自然と出たのです。

その言葉が。

その空気感・言葉の意味合い・話す雰囲気・話す表情、すべてにおいて人は、相手の「人となり」を見ているんです。

なぜ、自分がそう思うか

なぜ、自分がそれをしたのか?

そういう理由を話すときにこそ、それを口に出す時にこそ、それを考えているときにこそ「人となり」がモロに、身体全体からにじみ出やすいのです。

そうやって、人と人は、相手と関係を深めようとしているのです。

Reason whyには、普段あなたが「どんな風に人(自分以外の人、家族も含む)と接しているか」が、にじみ出ると言っていいでしょう。

特に人間関係の話をしているときは。

だから、流暢に話す必要はまったくないのです。

それよりも、たじたじの分かりにくい話し方や内容であっても、本来のあなたを伝えることが大事なんです。

②未来に希望が持てるから

これも、①とほぼ同じ理由です。

Reason whyの中には、希望が見え隠れします。

たとえば、さっきの「応援」というキーワードを聞き、

「将来、自分が落ち込んでいるときに、一生懸命励ましてくれるあなた。その後、笑顔になっている自分」

それがありありと想像できたなら?

当然の話、未来に希望が持て、自然と明るい感情が溢れてくるでしょう。

生きるエネルギーが、内から沸いて出てくる感覚です。

その相手が「応援し合えるようなパートナーを作りたい」と、願っていたのなら。

Reason whyの中には、価値観に繋がる話・価値観を連想させる話が、とても出やすいです。

だから、不安解消とともに「希望」という気持ちというか、もやは感情ですよね。

それも、湧き出やすいのです。

③その結果「いま」が幸福になるから

「①不安が解消できる」という予感と「②希望に満ちた未来」をリアルに想像できたら?

どんな気持ちになるでしょう?

たとえば、あなたが今、将来に不安を抱えていたとしましょう。

  • 「一生ひとりなんじゃないか」
  • 「ジジババになっても一人暮らしで、近所の人に影で哀(あわ)れまれるんじゃないか」

と。

そんなとき「大好きだ!」そう思える人が現れました。

その人も自分を「好きだ」と言ってくれます。

どんな気持ちになるでしょう?

想像してみてください。

きっと不安が薄れ、将来に楽しみを見出しているんじゃないでしょうか?

2人で一緒に台所に立つ姿なのか、一緒にこたつでテレビを見ている姿なのか。

日曜の朝、一緒に起きる姿かもしれないし、不動産屋に一緒に部屋を探しに行く姿かもしれない。

はたまた、洗濯機の前にいる奥さんの姿かもしれないし、海外旅行に一緒に行ってる姿かもしれません。

その想像をしたとき、どんな気持ちでしょう?

きっと、それがリアルに想像できているのなら、とても気分が良いと思います。

「Reason whyを話し、魅力を感じ合う」とは、そういう気分になるってことです。

とっても気持ちいい気分になるのです。

安心感に包まれたような、でもワクワク感もあるような。

人生が楽しいと思える。

そういう気持ちになれるってことです。

それが、③でいう「今が幸福になるからこそ、Reason whyを話すことで、好きが生れる」ってことです。

確かに、ストーリーノウハウや言葉の選定能力、ベネフィットトークやフォーユーなどのトーク手法を知っており、それを心を込めて話せると?

通常よりも、人の心は打ちやすいでしょう。

ただ、繰り返しになりますが、大事なことは、

本来の自分を伝えること

これが「Reason whyの役割」だってことは、忘れないでください。

たとえば「好みのタイプ」が全く出てこないのなら、それについてさほど考えたことがないのかもしれません。

好みのタイプについてどれだけ思考しているか、そんなことに、正解・不正解はありません。

ただただ「考えたことがなかった」

それだけです。

それが、今のあなたなのです。

その感じが相手に伝わる。

ただ、それだけなのです。

考えたことがなかったのなら、その時一緒に掘り下げればいいだけです。

これまでしてこなかった「好きなタイプを言語化する」ことで、あなたの人となりが、より伝わるでしょうから。

また、いちいち理由を「話さなきゃ話さなきゃ」と肩肘張る必要もありません。

これまで会話中「理由を意識したことがなかった」のなら、最初は意識してほしいですが。

それでも、絶対に話さなくてはならないわけではありません。

大事なことは、

本来の自分を伝えるから、相性のいい人と出逢え、良い関係が構築できていく

ここ一点です。

そして、その関係構築の手段のひとつが「Reason why」だということです。

そこに、見栄や装飾は必要ないのです。

むしろ、しない方がいいってことです。

ただ単純に、

自分の頭の中を言語化できる

この能力があると、とても便利だという話です。

それが、Reason whyの本質です。

人に自分を分かりやすく伝えられる。

それが、Reason whyの本質なのです。

あとは、人がそこに魅力を感じるかどうか。

そこは、相手の選択であり、そんなことは正直どっちでもいいのです。

だって、自分のコントロール外なのですから。

好かれたいから、Reason whyを話すのではなく「相性のいい人を呼び寄せるために、Reason whyを話す」

のです。

その結果、たとえば、同じReason whyを30回40回としたあと、自分でも「あれ、これって、人を遠ざけているのかも?」と思ったのなら?

あなた自身の考えや価値観を見直すタイミングなのでしょう。

それは、表現手段の問題ではなく、あなたの何かが「人を遠ざける要素」となっている可能性がありますから。

もし、それが分かったのなら、そりゃあなた、もう万々歳です。

軌道修正できるのですから。

くどようですが、もう一度言っておきます。

好かれたいから、Reason whyを話すのではなく「相性のいい人を呼び寄せるために、Reason whyを話す」

のです。

それが、Reason whyの本質です。

補足:好きが「大好き」に変わる仕組み

この仕組みも、下の3つで説明できます。

  1. 相手の不安を解消できるから
  2. 未来に希望が持てるから
  3. その結果「いま」が幸福になるから

この工程を繰り返せば繰り返すほど、好きが「大好き」に変わりやすいのです。

人と人が深い関係を築いていく上で、必ず通る道

それが、喧嘩などのトラブルです。

この仲直りの際に、Reason whyをぜひ話してください。

  • なぜ、自分はあんなことを言ってしまったのか?
  • なぜ、自分は相手とやり直したいのか?
  • 自分は相手と、どうなっていきたいのか?その理由は?
  • なぜ、あなたは相手と仲直りしたいのか?
  • なぜ、自分の「今の状況」「今の気持ち」を分かって欲しいのか?
  • なぜ、あんなに取り乱してしまったのか?
  • なぜ、謝ろうと思ったのか?
  • どうして、相手の「話」や「気持ち」を聞きたいのか?
  • どうして、今待てないのか?
  • どうして、今待ちたいのか?
  • どうして、今こんなにしんどいのか?

その話し合いがうまく進めば(相手に話し合う気があるのなら)、これらのReason whyを中に、①②③どれかを必ずと言っていいほど感じるでしょうし、それを感じなければ、仲直りはできませんからね。

補足:仲直りのとき「なぜなぜ」と問い詰めることと、自分の意見や考えを「Reason why」とし伝えることは、全く違う行動ですよ。

雨降って地固まる

これは、好きが「大好き」に変わる瞬間であり「雨降って地固まる」の固めたい」ときに、Reason whyを話すことは、必須のように感じます。

なんとなく、仲直りも良いんですよ。

いろいろな仲直りの方法があるので。

ただ、言葉にすべきこと・言葉でないと伝わらないこと・言葉で確認し合っておいた方がいいことは、しっかり言葉(Reason why)で伝え合うことで、2人の絆はとても固くなるでしょうね。

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